終の棲家としての老人ホーム。
法律上(老人福祉法)は、「有料老人ホーム」と「老人福祉施設」に分けられる。
マンション選びの次は、有料老人ホーム選び。
中小がダメだという訳ではないが、大手であれば、品質上の問題の発生や倒産リスクの可能性が低いのはマンションと同じではなかろうか。
マンション・デベロッパーの大手は分かっても、有料老人ホームを運営している大手ってどこだ?
忙しいあなたに代わって調べてみた。
有料老人ホームを運営している大手ってどこだ?
高齢者住宅業界のための経営情報紙「高齢者住宅新聞社」のホームページに「2013年 高齢者住宅・施設運営居室数ランキング全国トップ450社」が掲載されている。総居室数トップ10は次の通りだ。
- 法人名(総件数/総居室数)
- 1位:メッセージ(286/15,211 )
- 2位:ベネッセスタイルケア(241/12,597 )
- 3位:ニチイ学館(354/10,699 )
- 4位:ベストライフ(144/9,254 )
- 5位:ワタミの介護(94/7,191 )
- 6位:聖隷福祉事業団(39/6,921 )
- 7位:川島コーポレーション(66/5,158 )
- 8位:湖山医療福祉グループ(149/4,829 )
- 9位:メディカル・ケア・サービス(204/4,300 )
- 10位:木下の介護(75/4,242 )
総居室数には「有料法人ホーム(介護付・住宅型・健康型)」、「認知症高齢者グループホーム」、「その他の高齢者住宅(サービス付き高齢者向け住宅・シニア向け分譲マンションなど)」、「関連法人施設(特別養護老人ホーム・介護老人保健施設・ケアハウス)」が合計されている。
有料老人ホームを運営している大手の事業者は分かった。
でも、大手の事業者が運営している有料老人ホームから選ぶにしても、個々の施設が問題なく運営されているかどうか気になるところだ。
有料老人ホームのチラシに書かれているのは良いことずくめ。
第三者による客観的な評価を知りたい。
どうすれば、第三者による客観的な評価を知ることができるのか?
第三者による評価結果を知る方法
公益社団法人 全国有料老人ホーム協会の「全国登録ホーム検索」で、全国各地の老人ホームの概要(入居時要件や費用、重要事項説明書など)を簡単に知ることができる。さらに、第3者による「サービス評価の受審状況」の一覧( PDF )も確認できる。
ただ、残念ながら、評価の結果は「各ホームにお問い合わせください」ということで、全国有料老人ホーム協会のホームページには公開されていない。
ただし、都内であれば、公益財団法人東京都福祉保健財団のホームページで、福祉サービスの第三者評価結果を検索することができる。
次図は、「特定施設入居者生活介護(有料老人ホーム・ケアハウス)」を検索した結果だ。
東京都以外でも、たとえば千葉県でもホームページで第三者評価の評価結果が公表されている。
(本日、マンション広告なし)