東日本大震災では、千葉県浦安市の約85%の広い範囲で液状化が発生したことが話題になったが、埼玉県久喜市や茨城県潮来市などの内陸部においても液状化が発生し、多くの住宅が傾くなどの被害が生じた。
都内でも、江東区、葛飾区、江戸川区など9区において地盤の液状化現象が確認され、うち5区で建物被害が発生した。
東日本大震災では、臨海部の埋立地だけではなく、荒川沿いや江戸川沿いのかつて湿地や水田を埋め立てた内陸部でも建物被害が発生したのだ。
かつての湿地や水田を埋め立てた場所はどこなのか?
これからのマンション選びには、欠かせない情報だ。
どうすれば分かるのか?
国土地理院が公開している「明治前期の低湿地データ」(関東・近畿・中部地区)で調べることができる(次図)。
グーグルマップを操作するような要領で、知りたい場所を拡大していくと、かつての水田や沼地だった場所が確認できる(次図)。