不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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超高層マンション、「ホテル並み」の幻想

日本経済新聞 Web刊(11月13日3:30)から。

(前略)
「年約1千万円という負担は管理費収入の1割近い。焼きたてパンのためにそこまで支出するのは難しい」。
東京都足立区にある一部24階建て・5棟のイニシア千住曙町。
管理組合の元理事長、応田治彦さん(49)はマンション内にあったベーカリーの廃止を決めた理由を説明する。

入居が始まった2009年3月からわずか1年半での廃止案に「焼きたてパンの店がマンション購入の決め手だったのに」などと反対論も相次いだ。
しかし、店で働く従業員の人件費は管理組合の負担。
「計算すると牛乳1本に300円を払っているに等しい」と応田さんは説得して回った。
(後略)

いくら大規模マンションにスケールメリットがあるとはいえ、民間の営利事業と競合するようなサービスを、限られた顧客(住民)を相手に実施するのは無理がある。


豪華な共用施設もいらないと思う。
川柳風に列挙:

  • 大浴場 収支悪化で 卓球台
  • 事故防止 プール水抜き 経費も削減
  • 寝るだけの ゲストルームに 泊まるの誰?
  • 最初だけ 珍しいので シアタールーム
  • 故障した 機器が並んだ ジムルーム
  • 居酒屋で 用が足りるぞ! パーティールーム
  • 十年後 倉庫と化した キッズルーム

(本日、マンション広告なし)

2023年6月1日、このブログ開設から19周年を迎えました (^_^)/
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