不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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首都圏の1次取得者向けマンション、郊外化に向かう


本日、マンション広告なし。

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不動産経済研究所が11月8日、「一次取得者向け住戸の供給実態調査 首都圏2011年」の結果を発表。

  • 2011年における「3500万円未満」かつ「60.00m2より広い」住戸は8,644戸で全体の19.4%に!
  • 供給実績は5.4%増、シェアも1.0ポイントアップ。神奈川県552戸増、埼玉県も518戸増に!
  • エリア別シェアは都区部3.7%、神奈川県23.3%、埼玉県43.9%、千葉県45.9%!

2005年から2011年の「一次取得者向け住戸の供給実績」の数値データが掲載されていたので、グラフ化してみた。
※調査では、「販売価格3500万円未満」かつ「専有面積60.00m2以上」の住戸を1次取得者向けと定義。


一次取得者向け住戸の供給戸数の推移
一次取得者向け住戸の供給戸数の推移
「一次取得者向け住戸の供給戸数」は、都内よりも神奈川・埼玉・千葉のほうが多く、2009年以降各県とも2千戸前後で推移している。


一次取得者向け住戸のシェアの推移
一次取得者向け住戸のシェアの推移
ここ数年のシェアとしては、千葉が50%前後、埼玉が45%と高い。


不動産経済研究所は、今後の見通について、次のように記している。

今後に関しては低年収層の購人者が増加することが見込まれることから、立地の郊外化が進み、『一次収得者層向けマンショ』の供給戸数およびシェアとも増加傾向に向かうことになろう。

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