不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

首都圏を中心に、マンション選びのためのお役立ち情報を提供しています


1週間で41戸ものキャンセル住戸?

臨海部に建つ大規模な超高層マンション。

豊洲駅直通5分、駅徒歩7分。総戸数1,089戸、33階建。平成23年3月16日竣工済み(本チラシ掲載日の1年7カ月前)。

  • 【先着順】販売戸数52戸、1LDK(40.01m2)〜4LDK(168.64m2)。販売価格3,280万円〜22,000万円、最多価格帯5,500万円台(4戸)。
  • 【再登録販売】販売戸数1戸、2LDK(62.52m2)。販売価格3,980万円。
  • ※2009年11月7日(土)、2012年8月24日(金)の物件と同じ。

竣工して1年7カ月が経過。
1年以上経過しているので、もはや新築を謳えない「新古マンション」だ。


新古マンションなのに、チラシの体裁は新築マンションそのもの。
というよりも、B4サイズを横長に2枚つなげたものが2枚も折り込まれている、とってもゴージャスな変形チラシ。
絵にすると、こんな感じ。
B4サイズを横長に2枚連結・2枚組


なぜ、これほどまでにチラシにおカネが掛けられるのか?
総戸数1,089戸というメガ・マンションにとって、たとえゴージャスなチラシであっても、1戸当たりすれば、わずかな出費でしかないからだ。


本日のチラシの販売戸数は52戸。
チョットした中規模マンションの1棟分だ。
ただ、総戸数に占める割合としては5%にも満たない(52戸÷1,089戸⇒4.8%)。
メガ・マンション恐るべし。


ところで、この超高層メガ・マンションは、なぜいまだに52戸も売れ残っているのか?
気になったので、今年に入ってからの「販売履歴」を確認すべく、リクルート社のフリーマガジン「SUUMO新築マンション(首都圏版)」のバックナンバーをひも解いてみた。


1月から3月にかけて、年度末の追い込み時期の期分け販売の動きがとっても怪しい。

  • 1月31日号:第6期1次(販売戸数8戸)
  • 2月21日号:第6期3次(販売戸数8戸)
  • 3月20日号:第6期5次(販売戸数7戸)

何が怪しいのかといえば、「第6期2次」と「第6期4次」の広告が出されていないのだ。
なぜか?


「第6期1次(販売戸数8戸)」の抽選当日に外れた人のために、急きょ「第6期2次」の販売住戸を設定し、販売した。
同様に、「第6期3次(販売戸数8戸)」の抽選当日に外れた人のために、急きょ「第6期4次」の販売住戸を設定し、販売したというようなことが考えられる。
そうだとすれば、ルール違反だ。


「SUUMO新築マンション(首都圏版)」のバックナンバーをひも解いてみて、もう一つ気付いた怪しい点は「先着順住戸」の戸数の動きだ。
グラフにするとこうなる。
総戸数1,089戸の販売履歴
「第6期5次(販売戸数7戸)」が掲載されていた3月20日号には、「先着順住戸」として15戸も販売対象となっていた。
その後、「先着順住戸」は、約4カ月をかけて11戸(7月10日号)まで減っていたのに――
7月17日号で、いきなり52戸に増えてしまっっているのだ。
たったの1週間で41戸(=52戸−11戸)もの「キャンセル住戸」が出たとすれば――
社宅用に購入を予定していた企業のキャンセルか、大量購入を予定していた中国の投資家のキャンセルくらいしか思いつかないのだが・・・・・・。

(本日、マンション4枚)



※以下追記(10月18日)。
コメント欄の「のらえもん」さんの情報を踏まえ、
SUUMOに掲載されていなかった「5/19最終期1次(50戸)」と「6/1最終期2次(20戸)」の販売履歴を加えたグラフが下図。
総戸数1,089戸の販売履歴

2023年6月1日、このブログ開設から19周年を迎えました (^_^)/
Copyright(C)マンション・チラシの定点観測. All rights reserved.