不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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2012年のマンション市場、コンサルタント5人の予想

2012年のマンション市場はどうなるのか?
買い時なのか、そうではないのか?
コンサルタント5人の予想を以下にピックアップしてみた。

中山 登志朗氏(東京カンテイ市場調査部 上席主任研究員)
2012年のマンション市場
ディベロッパー側としては、上げたいところでしょうが、市場環境を考えると上げられる要素はありません。
中古マンション価格は、やや弱含んでいますが、秋口以降新築マンションの供給が再開した影響が大きいと思います。
下げ幅は、限定されるのではないでしょうか。
住宅ローンは、相変わらず低金利ですし、住宅ローン控除も上限は3,000万円で最大控除額も300万円になりますが続きます。
住宅取得資金贈与の非課税枠も延長されそうですし、買いやすい環境に大きな変化はないでしょう
また、新築マンションは供給が増えるでしょうから、条件にあったマンションは見つけやすくなると思います。
中古マンションも新築マンションが増えれば、より選びやすくなるでしょう。


久木田 光明氏(船井総合研究所 経営コンサルタント)
買い時を左右する3つの重要な視点
2012年に住宅・不動産を購入する際の買い時の判断を見極める視点として、1.金利の動向、2.消費税の動向、3.住宅投資に関する優遇政策について考察した。
(中略)
ぜひ、皆さんもそのような視点を持って、自分にとってより良いタイミングでの住宅購入を実現していただきたいと思う。


長嶋 修氏(不動産コンサルタント株式会社さくら事務所代表)
2012年、新築住宅は買いどきか!?
住宅ローンは相変わらず低金利で使いやすい状況にあり、物件もそれほど強気な価格では出てこないでしょう
各種の購入支援体制の延長なども考えると、引き続き買いやすい状況といえそうです
要注目は今後義務化が検討されている省エネ住宅。


平賀 功一氏(住宅コンサルタント)
2012年のマンション市場動向 その「期待」と「不安」
コンパクトマンションの台頭だ。首都圏コンパクトマンションの供給数の推移だが、2008年度をボトムに再び増加傾向にある。
(中略)
都心の新築マンションが4000万円以下で買えるのは魅力的だが、狭くて単価も割高なのがコンパクトマンションの特徴だ。
「犬小屋」から「うさぎ小屋」にレベルダウンしないためにも、シェアが一定範囲に収まるような配慮が必要だ。


大井 健氏(住宅ジャーナリスト)
2012年はマンション市場が拡大する!?
新築マンションの供給増が予想されているが、在庫不足ともいわれており、必ずしも選択肢が十分とはいえない。
一方で、中古マンションは10年後半から売り出し物件の増加が継続。
中古の在庫は新築マンションの年間供給量に匹敵する4万戸を超えている。
東京都を中心に価格も下がっている。
そのため、今年は中古マンションに対する注目度もますます高まってくると思われる。

2023年6月1日、このブログ開設から19周年を迎えました (^_^)/
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