【先着順】大手町駅直通14分、駅徒歩6分。総戸数163戸、13階建。販売戸数2戸、3LDK(72.94m2・74.42m2)。販売価格4,808万円・6,298万円。平成23年2月28日竣工済み(本チラシ掲載日の3カ月前)。
- ※10年1月10日(日)・1月17日(日)・2月7日(日) ・5月7日(金) ・5月21日(金)・5月28日(金)・9月17日(金)の物件と同じ。
3か月前に竣工済みの、スーパー銭湯の跡地に建つ大規模マンション。
B4判のチラシ裏面に掲載された3つの間取り図。
販売価格が「4,808万円」「5,048万円」「6,298万円」と、いずれの末尾も「8」。
売れ残り住戸。どうせ値引きするのだろうから、「4,800万円」「5,040万円」「6,290万円」でもよさそうなものだが、日本人好みの末広がりの8という数字で消費者心理に訴えようという戦略か・・・・・・。
さて、本日のチラシで気になったのは、間取り図が3つ掲載されていること。
先着順の販売住戸は「限定2邸」。
1戸は「売約済み」として、次図のように掲載されているのだ。
わざわざ「売約済み」の間取り図をチラシに掲載する意図は、どこにあるのか?
家具売り場などで「売約済み」の紙が貼られた家具を見かけることがあるが、この場合の張り紙の意図は、もはや売ることのできない、売り場からの搬出待ちの家具であることの意思表示だ。
あるいは、「この売り場の家具は、こんなに売れているんですよ」といったPRも兼ねているのだろう。
本日のチラシの「売約済み」表示の意図は、次の2つだと筆者は考えている。
一つ目は、3戸のうち、すでに1戸が販売済みであることアピールする、買いを煽る“販促ワザ”。
そしてもう一つは、チラシの改訂作業を最小限で済ませようとする手抜き(あるいは経費節減)。
間取り図を3つから2つに減らすとなると、チラシのレイアウト全体を見直す必要があるので、けっこう手間がかかりそうだ。
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