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東海+東南海+南海の3地震、東京湾岸津波高さ1〜2m


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広範な地域に津波による深刻な被害をもたらした東北地方太平洋沖地震
この地震で、岩手県から茨城県に至る南北400km、東西200kmの断層帯が破壊された可能性が高く、この断層帯は、これまで想定していた地震発生の領域を複数またいでいたことから、「想定外の大地震」と言われている(これまでは複数の領域をまたぐことはないとされていた)。


では、「東海地震」は、複数の領域をまたいだ広域な地震となることはないのか?
地震調査研究推進本部(文部科学省)のデータによれば、30年以内に発生する海溝型地の地震発生確率として次の数値が挙げられている。



これら3つの地震が連続して発生し、超巨大地震となることはないのか?
実は、1605年の「慶長地震」、1707年の「宝永地震」は、3つの地震が連動して発生しているし、1854年の安政東海地震安政南海地震では2つの地震が連続して発生していることが分かっている。
この歴史的事実を踏まえ、中央防災会議の「東南海・南海地震に関する専門調査会」は平成15年9月17日、「東海」「東南海」「南海」の3地震が同時発生する場合も被害想定の範囲として、既に検討結果を公表しているのだ。

「想定東海地震東南海地震、南海地震震源域が同時に破壊される場合」には、揺れによる被害、津波による被害ともわが国最大級となり、建物全壊が約90万棟、死者約2万5千人に及ぶ。

7年前に発表された「死者約2万5千人」という被害想定を知ったとき、大変な人数だと受け止めていたのだが、今回の東北地方太平洋沖地震の被害を知るにつけ、この数字さえも過小評価しているのではないかと思えるほどだ。


津波予想のほうはといえば、下図のように、中部から関西・四国沿岸では高さ5mを超えているものの、東京湾岸は1〜2m(水色)の範囲に留まっている。
東海+東南海+南海地震の津波高さ(c)中央防災会議事務局


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