2008年は、不動産へのマネー流入が急減し、デベロッパーが相次ぎ倒産する年であった。
また、大幅値引きが飛び交う年でもあった。
このブログへのアクセス数トップ10のうち、4件が値引きに関する記事である。
【第1位】 5分でわかる! マンション選びのキモ
寮や社宅あるいは賃貸マンションからの脱出を決意したものの、マンションを選ぶために何から手をつければいいのか?
そんな方のために、マンション選びのノウハウを凝縮。
【第2位】 値引きの構図
値引きしてもらってお買い得感に浸る前に、その住戸がどのような理由で値引かれているのか、その構図をよく理解することが必要だ。
優良物件は、引き手も多いから値崩れしにくい。
【第3位】機械式駐車場は最悪だ!
特にパズル方式などは、車の出仕入れに時間がかかり、使い勝手はすこぶる悪い。
将来の建て替えを見込んで、駐車場使用料をも高めに設定しておく必要がある。
安い駐車場使用料に喜んでいるとすれば、かなり危険だ。20年後の建替え時に泣くことになる。
【第4位】 「マンションズ」に掲載のとある物件の値引き率は2割近い
全600頁を一枚一枚めくっていくと、「新価格」を謳っている5つの物件を発見。
「値下げ」ではなく、「新価格」というポジティブな表現に、広報マン(ウーマン)の苦心の跡を感じるのは筆者だけか。
【第5位】 有利子負債の多い不動産・建設会社ワースト30
破たんした企業は、次の2つの指標が悪い。
- (1)「身の丈」に比べ、有利子負債の額が大きい(有利子負債比率が高い)企業
- (2)年間の「稼ぎ」に比べ、有利子負債の負担が重い企業
【第6位】 住宅情報誌の無料化のカラクリ
無料となって、広告主だけが、発行元のスポンサー(資金源)だ。
発行元の視点は、広告主に偏っていないか?
【第7位】 割安マンションの購入ウラ技?(夕刊フジ)
「割安マンション 購入ウラ技」とは、「売主が変わった未入居物件を狙え」ということらしい。
【第8位】 マンション大手も販売戸数を下方修正
三井不動産や三菱地所、東急不動産なども発売戸数を当初計画比で10~20%カット。
10社平均で14.3%の下方修正となっている。
【第9位】 Yahoo!不動産で公開されている物件の値引き率は1割強
Yahoo! 不動産で公開されている物件の値引き率が1割強ということは、実際のモデルルームの交渉の舞台では、もっと値引きできる可能正があるということか。
【第10位】 内覧業者とは?
分譲マンションの内覧会に同行し、購入者とともに住戸の仕上がり具合をチェックする業者のこと。
内覧会で必死になってチェックしなくて済むよう、豊富な実績を持つデベロッパーを選ぶことのほうがより重要だ。
> 2007年のアクセス数トップ10記事
> 2006年のアクセス数トップ10記事
(本日、マンション広告なし)