定期借地権付きの超高層マンション。
【第3期本広告】東京駅直通25分(快速利用)、駅徒歩10分。総戸数315戸、38階建。販売戸数10戸、1LDK(56.37m2)〜4LDK(97.30m2)。販売価格2,868万円〜5,180万円、最多価格帯3,800万円台(4戸)。平成21年7月下旬竣工(本チラシ掲載日の1年2カ月後)。
- 6月7日(土)より第3期登録受付開始
総戸数が315戸もあるのに、第3期の販売戸数はたったの10戸。
この定期借地権付きマンション(=使い捨てマンション)の売れ行きはいかに?
『マンション・チラシの定点観測データベース』で調べてみた。
本物件の最初のチラシが出たのが、約1年前の6月2日。
そのときのチラシは予告広告。4カ月後の10月下旬に本広告を出す旨が記されていたのに、筆者の手元に届けられる折り込みチラシの中には入って来なかった(新聞販売店の折り込みミスでなければ、デベロッパーが本広告を出さなかったということで、ルール違反となる)。
念のため、リクルート社が発行しているフリーペーパー「住宅情報マンションズ(首都圏版)」のバックナンバーで確認してみたところ――。
- 第1期本広告:販売戸数140戸(2007年11月20日号)
- 第2期本広告:販売戸数21戸(2008年2月26日号)
これに本日の販売戸数を加えると、これまでの販売戸数の累計は171戸(総戸数の54%)。
竣工まであと1年あまり。
超高層マンションを“使い捨てマンション”として企画したデベロッパーの完売までの道のりは遠い。
(本日、マンション広告6枚)