不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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先着順で受け付ける物件

1級河川沿いに建つ中規模マンション。

【第2期2次 本広告】新宿駅20分(途中急行乗り換え)、駅徒歩13分。総戸数81戸(住戸80戸、集会室1戸)、14階建。販売戸数9戸、2LDK(60.16m2)〜4LDK(92.08m2)。販売価格3,770万円〜6,420万円、最多価格帯4,900万円台。平成21年2月10日竣工(本チラシ掲載日の1年後)。

  • 9月30日(日)、10月20日(土)、11月30日(金)の物件と同じ。
  • 2/16(土)より先着順受付開始

販売戸数9戸を先着順で受け付けるという第2期2次の本広告。
通常であれば、予約で受け付けた後に抽選を実施するケースが多いのだが、なぜいきなり先着順で受け付けるのか?
第2期の売れの残り住戸を抽選なしに先着順で受け付けるのであれば、よく見かける事例だが、「新発売」を謳う販売住戸を先着順で受け付けるケースは、あまり見かけない。
『マンション・チラシの定点観測データベース』を使って、このマンションの売れ行きを調べてみた。
9月30日に初めての予告広告が出されて、じらされること約3カ月。
12月14日になって、ようやく販売戸数21戸の本広告が出されている。
その後、第2期(販売戸数11戸)、第2期2次(販売戸数9戸)と順調に売れ行きを重ねている。
グラフの上昇カーブからすると、竣工までの残り1年で完売する可能性は高そうだ。
なのに、先着順受付としたのは、ひょっとすると1月の首都圏のマンション契約率52.7%、平均倍率1倍(2月14日(木) 平均倍率1倍でも「即日完売」? )といったマンション市況の悪さがそうさせているのかもしれない。


http://d.hatena.ne.jp/images/diary/f/flats/2008-02-16.jpg

(本日、マンション広告4枚)

2023年6月1日、このブログ開設から19周年を迎えました (^_^)/
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