不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

首都圏を中心に、マンション選びのためのお役立ち情報を提供しています


現地に出かけてみないと分からないことばかりだ

巨大な送電鉄塔がそびえ立つ


本日土曜日、珍しくマンション広告なし。

    • -

昨日の続き(ターミナル駅まで徒歩9分、14階建て227戸の大規模マンション)。
敷地のすぐ近くに立っている巨大な送電鉄塔のことが気になったので、現地取材した。
実際に行ってみて、驚いたのは、まず駅から物件までの道のり。
広告にはターミナル駅まで徒歩9分とあるし、案内図を見る限りそれほど遠くはないと思っていた。
ところが―。
駅から2、3分のところにある〇〇街道を渡る信号の待ち時間の長さはともかく、〇〇街道を渡ってからの坂の傾斜のきつさだ。
しかも登って、下って、また登る。
自転車に乗っていた人は、皆、坂の手前で降りて、自転車を押して登っている。
今の季節だからいいものの、夏であれば汗だくになること間違いない。
この坂の存在よりも、さらに苦々しいのは、駅から物件までのルートだ。
駅から物件まで、2回大きく迂回しないと到着できない!
広告に掲載されている案内図をよくみると、「△△マンションギャラリー」と書かれた吹き出しが邪魔していて、迂回路の存在が気づきにくくなっている。
2つめの迂回路の途中には踏み切りを渡らなければならないので、もちろん遮断機が上がるまでの待ち時間も必要だ。
時刻表で調べると、平日7時台の電車は、上り9本と下り6本、合わせて15本が通過する。
かなり辛抱強く遮断機が上がるのを待たねばなるまい。
ターミナル駅まで徒歩9分は、広告表示ルール(分速80m、坂・信号待ちを含まない)には抵触していないが、実態とはあまりにもかけ離れている時間だ。
きつい坂道、大きな迂回路、踏み切り、道路を挟んですぐ隣を走る鉄道、巨大な送電鉄塔。現地に出かけてみないと分からないことばかりだ。

2023年6月1日、このブログ開設から19周年を迎えました (^_^)/
Copyright(C)マンション・チラシの定点観測. All rights reserved.