不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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非分譲棟が掲載されているチラシ

金曜日、マンション・チラシ10枚。

東京駅直通7分、駅徒歩8分、3駅5路線が利用可能。総戸数179戸、29階建、1LDK(54.57m2)〜3LDK(112.37m2)。平成17年7月下旬竣工(10ヶ月後)。

準工業地域の芝浦ベイサイドに建つ2棟の高層マンションのうちのひとつ。
交通のアクセス抜群で、南面4室プランなどマンションとしてのグレードも高い。

チラシのCG合成写真には、分譲棟と「非分譲棟」の注釈付きで2棟のマンションが写っている。今回のチラシの販売対象は分譲棟だ。では、「非分譲棟」って何だろう?
気になったので、電話取材してみた。

  • 筆者「チラシの『非分譲棟』とは何ですか?」
  • 女性販売員「当初は分譲する予定だったのですが、外資系が一棟買いをしたので、『非分譲棟』となっています」
  • 筆者「『非分譲棟』は、企業の事務所か何かになるのでしょうか」
  • 女性販売員「『非分譲棟』は、分譲棟と左右対称の設計となっていて、賃貸に出されることになっています」
  • 筆者「一棟買いをした外資系とは、どういう会社ですか?」
  • 女性販売員「まだ、契約が完了していませんので詳しいことは言えませんが、外資系の保険会社です。賃貸は、○○リース(=本物件の売り主の系列企業)が行います」

外資系の保険会社が利回り期待の一棟買いをするくらいだから、本物件はかなり優良なのだろう。
それにしても、もはや分譲対象でなくなった「非分譲棟」をCG合成写真に残しているのはなぜか?外資系の一棟買いがよほど急で、チラシの修正が間に合わなかったということなのだろうか。
「非分譲棟」のCG合成写真を残しておくのならば、なぜ「非分譲棟」なのか、チラシの中できちんと説明しておいてほしい。

2023年6月1日、このブログ開設から19周年を迎えました (^_^)/
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