日曜日、マンション・チラシ2枚。
大手町駅直通9分、駅徒歩16分。総戸数161戸、14階建、2LDK(63.09m2)〜4LDK(100.98m2)。平成18年2月下旬竣工(1年6ヵ月後)。
「東京ノルディックスタイル」のマンションとして、チラシに3箇所も「ノルディック」という言葉が登場している。
- ナチュラルで洗練されたノルディク・テイストの空間づくり
- コーディネートはシンプルな中に上質感を持たせたノルディック・テイストで、洗練された都心生活を楽しむ多彩なプランを備えています
- ここに誕生するのは空に透き通るような美しいフォルムで、洗練されたノルディックスタイルの暮らしを提案する・・・
これらの文言によると、「ノルディック・テイスト」というのは、「洗練されていること」の代名詞として使われているようだ。
でも、チラシからは、どのあたりが洗練されているのか、全く読み取れない。
掲載されている3タイプの間取り図を全てローマ字表現としていることで、「ノルディック・テイスト」を訴えているのだろうか。
「Japanese Room(6.0J)」というのは、和室(6畳)のことなのだろうが、とてもわかりにくい。英語モドキで表現すれば「ノルディック・テイスト」が伝わるとでも考えているのだろうか。
そんな、よく分からない「ノルディック・テイスト」を羅列するよりも、3タイプの間取り図の分譲価格を表示することの方が、消費者にとっては大切だ。
確かに、予定販売価格として、「2,800万円(63.09m2)〜5,700万円(100.98m2)、予定最多価格帯3,500万円」と記載されているので、「不動産の表示に関する公正競争規約」に違反はしていない。
でも、チラシに載せた3タイプ(76.29m2、78.42m2、98.02m2)の間取りの分譲価格は、どこにも記載されていない。
これから年度末に向かって価格競争が激化する。その状況を見極めないうちは、予定販売価格を掲載しづらいということなのだろうか。
念のためにホームページで予定販売価格を確認しようとしたら、チラシに掲載されているURLが間違っていた。チラシにある過剰なカタカナ英語といい、URLのミスプリといい、東証1部上場の会社のチラシにしては少々お粗末だ。