公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センターは6月9日、「住宅相談と紛争処理の状況 CHORD REPORT 2016」(PDF:1.6MB)を発表。
同センターが実施している、住宅相談、住宅紛争処理への支援業務の状況(2015年度末時点)が取りまとめられたもの。
最後のページに、「紛争処理の争点になった主な不具合事象」として、「戸建住宅」と「共同住宅」のグラフが掲載されている(次図)。
共同住宅について、過去の発表データもひも解き、グラフ化してみた(次図)。
「紛争処理の争点になった主な不具合事象」としては、これまで「騒音」が圧倒的に多かったのだが、15年度に「ひび割れ」が急増している。また、「変形」の割合も増えている。
「ひび割れ」や「変形」が増えたのは、横浜のマンション傾斜問題(傾斜マンション・杭工事データ偽装問題とは何だったのか?)が大きく影響しているのではないのか。
今後も、「ひび割れ」や「変形」の紛争が増えるのか?
ただ、「騒音」は、殺人事件に及ぶケースもあるくらいなので(生活音トラブル殺人が高年齢化?)、今後とも「紛争処理の争点」の上位であることに分かりはないだろう。
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