不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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最大手が名を連ねた物件とかけて、豪華スター共演映画と解く


本日(木曜日)、マンション広告1枚。

【予告広告】銀座1丁目駅直通6分、駅徒歩12分。総戸数1,110戸、44階建。販売戸数/未定、1LDK(53.25m2)〜4LDK(130.92m2)。販売価格/未定。平成27年3月下旬竣工(本チラシ掲載日の2年4カ月後)。

官民が連携・協働して環境に配慮した街づくりの実現を目指す「グリーン・エコアイランド構想」の一画に建つ、大規模超高層マンション。


B3判を横長に2枚つなげた変形チラシのオモテ面には、テレビCMでも見た航空写真。
裏面には江口洋介と女の子の未来を見つめるような大きな顔写真が掲載されている。
おっと、女の子と思ったら、大河ドラマ「龍馬伝」で坂本龍馬の幼少役を演じた濱田龍臣(はまだ たつおみ)君だった。失礼。

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このチラシで特筆すべきは、売り主の構成だ。
6社も名を連ねているだけでなく、業界最大手がすべて入っているのだ。


業界最大手の全てが名を連ねた物件なので、途中で頓挫する可能性は限りなくゼロに近い安心感はあるが――
6社分の経費が分譲価格に重たくのしかかりそうなことや、イマイチなマンションになりそうなことが懸念される。


例えていうならば、豪華ハリウッドスターが共演する映画のようなものだ。
製作費の多くを高い出演料に食われてしまって、肝心の中身に十分におカネをかけられないとか。
ハリウッドスターの強い個性がぶつかり合って、駄作に終わってしまうとか。
「豊洲グリーン・エコアイランド構想(C)江東区」に赤囲みを加筆
※赤破線で囲んだ建物が本物件。


(東京ワンダフルプロジェクト)

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