工場跡地に建つ、幹線道路沿いの中規模マンション。
新宿駅直通21分(急行利用)、駅徒歩6分。総戸数67戸(管理員室1戸、店舗1戸、友の会優先分譲住戸及び区民優先分譲住戸30戸含む)、14階建。平成24年2月下旬竣工(本チラシ掲載日の1年1カ月後)。
- 【第1期予告広告】販売戸数12戸、3LDK(66.60m2〜73.09m2)。販売価格3,948万円〜4,758万円、最多価格帯4,100万円台。
- 【区民優先分譲住戸】販売戸数9戸、3LDK(66.06m2〜73.09m2)。販売価格3,948万円〜4,758万円。
新聞半紙大のチラシのオモテ面のキャッチコピー。
- 〇〇(=デベロッパー名)のハイグレードマンション
何が「ハイグレード」なのか?
チラシ裏面に具体的に記されていた。
- ハイグレードを追求した設備・仕様
- リビングにガス温水式床暖房を設置
- キッチンにはお手入れが簡単なガラストップコンロを採用
- 気品漂う天然大理石貼りの玄関
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- 柱型のでないアウトフレーム工法を採用
- 清潔、快適にご利用いただけるウォシュレット
- 留守中も安心の録画機能付ハンズフリーカラーTVインターホン
- 雨の日も洗濯便利な浴室換気乾燥機
「ガラストップコンロ」と「天然大理石貼りの玄関」以外は、最近の多くのマンションの見られる標準的な設備・仕様なので、取り立てて「ハイグレード」というほどのものではないと思う。
それよりも、耐震性能や断熱性能、遮音性能といった、建物の性能に関わる記述が一切ないことがとっても気になる。
この物件のホームページを調べても、「ビルトイン浄水器」や「三面鏡を配した洗面化粧台」といった、さほどお金のかからない“カタログ設備”を喧伝するばかりで、建物の性能に関わる記述は見当たらない。
住宅設計性能評価書を取得している物件でもなさそうだ。
やはり「ハイグレード」と言うには無理があると思う。
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