不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

首都圏を中心に、マンション選びのためのお役立ち情報を提供しています


役所のHPに、マンション選びのお役立ち情報あり

湾岸の、駅から遠い大規模マンション。

大手町駅直通20分、駅徒歩25分。総戸数364戸(171戸(1街区)+ 193戸(2街区))、11階建て(1街区)+12階建て(2街区)。

  • 【予告広告】1街区:販売戸数/未定、3LDK(70.53m2)〜4LDK(90.14m2)。平成26年3月中旬竣工(本チラシ掲載日の1年3カ月後)。
  • 2街区:平成26年9月中旬竣工(本チラシ掲載日の1年9カ月後)。

新聞全紙大のチラシのオモテ面のキャッチコピー。

開発総面積約67,000m2(東京ドームグランド面積約5個分)の広大な土地は、たくさんの“暮らしやすさ”を詰め込んだ大規模レジデンスを中心に、毎日を快適・便利にする新街区へと生まれ変わります。

都心近くの湾岸エリアにまだ、こんなに広い土地があるのか、と思って市のホームページをググると――
2年前(平成22年11月30日)に「地区計画」が決定された土地であることが分かる。
同地区計画の一部が、ゴルフ練習場撤退後の遊休地。
ここに本物件が建つ。


市議会の会議録(2012年6月11日)によれば、地区計画決定の前提となった防潮堤(高さ6.2m)の移設がすでに完了しているといことだから、今年3月31日に政府中央防災会議の検討会が発表した、東海・東南海・南海の3連動地震による最大クラスの規模を想定した震度分布や津波予測は考慮されていないことになる。


さらに、市のホームページによれば、この地域は江戸時代には塩田だったとある。
海面が埋め立てられたのが昭和43年(今から44年前だ)。
というように、役所のホームページには、マンション選びのお役立ち情報がけっこう詰まっている。


ちなみに、この物件の売主は、2012年10月31日付けで会社更生手続を終結したばかり。
このあたりの情報は、売主のリリース記事で確認できる。

(本日、マンション広告2枚)

2023年6月1日、このブログ開設から19周年を迎えました (^_^)/
Copyright(C)マンション・チラシの定点観測. All rights reserved.