不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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「嵌め殺し窓」の超高層マンションは、冷房が不可欠


本日、マンション広告6枚。

【最終期(第7期)1次 予告広告】銀座一丁目駅直通5分、駅徒歩6分。総戸数1,063戸、48階建×2棟。販売戸数/未定、2LDK(77.54m2)〜3LDK(129.94m2)。販売価格/未定。平成21年3月19日竣工済み(S棟)・6月19日竣工済み(N棟)(本チラシ掲載日の1年1カ月前・10カ月前)。

  • ※08年6月20日(金)・7月19日(土)・8月1日(金)・8月15日(金)・12月5日(金)、09年1月1日(木)・5月4日(月)・6月19日(金)・7月25日(土)・8月14日(金)・9月12日(土)、10年1月16日(土)・1月23日(土)・1月30日(土)の物件と同じ。

外観がオフィスビルのような、大規模な超高層ツインタワー・マンション。


B3判チラシ裏面に描かれた3つの間取り図を見ると、リビングの窓が「嵌め殺し窓」であることに気づく。
「嵌め殺し(はめころし)窓」とは、開閉できない窓のこと。
「嵌め殺し窓」を採用したことで、オフィスビルのような外観の格好さが実現できたのだが、窓の清掃は容易にできないし、避難性能も劣るなど、居住者にとっていいことはほとんどない(外観の格好さは、売主都合!)。


さらに、東日本大震災が、この「嵌め殺し窓(=開かずの窓)」のツインタワー・マンションの居住者に追い打ちをかける。
東北地方の被災者を思い、この夏の大幅な節電に協力しようとして、リビングの冷房を我慢し、扇風機で暑さを凌ごうとしても、窓が開かないのだ。


また、万が一、計画停電になろうものなら、リビングは灼熱地獄と化す。

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2023年6月1日、このブログ開設から19周年を迎えました (^_^)/
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