不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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マンションチラシ、エコを装った販促ワザ(5選)

売り主は、とにもくにもチラシで購入予定者をモデルルームに集めることができればOK。
チラシだけで契約に漕ぎつけようとは、考えていない。
そのためにさまざまな“販促ワザ”を繰り出す。

  • 電気自動車
    • 「i-MiEV」のカーシェアリング、最近はやりの販促ワザ
      • 5カ月前のチラシには、「カーシェアリング」の文字は出てくるが、「i-MiEV」とは明記されていなかった。電気自動車(i-MiEV)は、住民のためというよりも、チラシでエコを謳いたいがための“販促ワザ“だと思う。


    • 電気自動車のカーシェアリングを“販促ワザ”と認定!
      • 電気自動車に対する購入補助金(139万円)やエコカー補助金を考慮しても、利用料(現在未定)は高くなりそうだ。しかも、たった1台のシェアリング用の乗用車。マイカーを持たない4割の住人が週末に自由に使うことは、かないそうもない台数だ。


  • 風力発電
    • マンションに風力発電を導入する“販促ワザ”
      • 最大出力1.5kW、定格出力1kWだから、ヘアドライアーのターボモードの電力を賄うのもおぼつかない能力だ。しかもマンションの寿命よりもはるかに短い。新エネのモニュメントや教材として導入されるのであればまだしも、「つくるエコ」としてマンションに導入することはとってもナンセンス。


  • 緑化
    • サイクルポートの屋上緑化は―
      • サイクルポートの屋根面の緑化を眺められるのは、マンションの北側廊下を歩く人。そもそもサイクルポートはマンションの北側にあるから、日当たりが悪い。将来、苔むした、あるいは枯損した屋根面をさらすことにならなければよいが・・・・・・。


    • エコが売りのマンションは――
      • 「気軽に緑のカーテン作りを楽しめるように」、バルコニーには逆梁の上部を活用した専用の花台とネット、フックが標準装備されている。エコ好きの人向きの物件かもしれないが――いまどき床暖房のないマンション――評価が分かれるところだろう。

(本日、マンション1枚)

2023年6月1日、このブログ開設から19周年を迎えました (^_^)/
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