大きな文字に込められた販促ワザ（８選）

売り主は、とにかくチラシで、購入予定者をモデルルームに集めることができればOK。
チラシだけで契約に漕ぎつけようとは、考えていない。そのためにさまざまな“販促ワザ”を繰り出す。
マンション・チラシの大きな、目立つキャッチコピーは、売り主が言いたいこと。
一方、ゴマ粒サイズの小さな文字は、売り主ができれば言いたくないこと。

• 隅田川花火や東京スカイツリーの眺望を喧伝するのだが
  
  • このマンションの北東方向に駐車場があるので、将来、マンションが建つと眺望が損なわれるリスクあり。
    

• マンション併設保育所は、将来、老人の憩いのスペースに
  
  • せっかく認可保育所付きのマンションを買ったのに、抽選に外れ、わが子を遠くの認可外保育所に送り迎えすることほど情けないことはあるまい。
    

• 「エリア最高層」マンションの眺望喪失リスク
  
  • ピンク産業やホームレスの多さといった周辺環境の悪さとの比較検討も大切だが、南側の眺望喪失リスクが潜んでいる物件であることをシッカリと認識する必要があるだろう。
    

• “子育てに便利そうな施設”てんこ盛り物件の裏側
  
  • 線路に南面した敷地に建つマンション。あまり恵まれていない立地環境をカバーすべく、“子育てに便利そうな施設”がてんこ盛り。
    

• 高級住宅地を連想させるキャッチコピーは、費用をかけない販促ワザだ
  
  • チラシの見出しで、“軽井沢のような”といった文言は、必ずしも使用が禁止されているわけではない。
    

• プレゼント・キャンペーンに見る物件の売れ行き
  
  • 成約者を対象に１月〜３月限定とされていた「Afternoon Teaグッズ入りの福袋」がさばけなかったのか、4月24日の折込みチラシでは、マンションギャラリーでのアンケート記入を条件に（個人情報と引き換えに）プレゼントされることになっている。
    

• タバコの吸いすぎと「変動型」「固定期間選択型」ローンに注意
  
  • もって回った「タバコの吸いすぎに注意しましょう」的な消極的な注意喚起文章でもって、目先が低利のローンを組ませて売り逃げを図るデベロッパー。
    

• 「南向き中心」物件の実態は―
  
  • 西向き住戸が総戸数の4分の1を占めているマンションを「南向き中心」と謳うのは悪質な“販促ワザ”だ。