不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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隅田川花火や東京スカイツリーの眺望を喧伝するのだが

住戸の配置と眺望


本日、マンション広告5枚。

【予告広告】日本橋駅直通7分、駅徒歩8分。総戸数64戸、14階建。販売戸数/未定、3LDK(64.28m2〜78.79m2)。予定販売価格3,300万円台〜5,400万円台、予定最多価格帯3,900万円台(10戸)。平成23年7月下旬竣工(本チラシ掲載日の8カ月後)。

繊維製品の製造仕入販売会社の本社跡地に建つ中規模マンション。


新聞半紙大のチラシのオモテ面に景観を喧伝するキャッチコピー。

  • 屋上スカイテラスから艶やかな隅田川花火や、東京スカイツリーを望むビューを響き合う生活シーン。
  • 東京イーストライフの真髄を、自在に享受する暮らしを贈ります。

チラシの裏面に掲載された3つの間取り図は、南向きが2つ(Bタイプ・Cタイプ)と東向きが一つ(Eタイプ)。
各住戸の位置や向きが分かる全体配置図が掲載されていないので、どの住戸から隅田川花火や東京スカイツリーが見えるのか、よく分からない。


そこで、この物件のホームページに掲載されていた6タイプ(A〜F)の間取り図と、チラシの外観CGを手掛かりに、各住戸の位置を推測してみた(右上図参照)。
※Fタイプは、最上階にあるDタイプのルーフバルコニー付き住戸。


東京スカイツリーが見えるのは、南東角のCタイプと東向きD・Eタイプの東側バルコニーから。
ただし、このマンションの北東方向に駐車場があるので、将来、マンションが建つと眺望が損なわれるリスクあり。


一方、隅田川の花火が見えるのは、南西角のAタイプと東向きD・Eタイプの西側洋室から。
ただし、目の前を首都高が走っているので、高層階に限られる。
料金所入り口がすっごく近いので、騒音だけでなく、排気ガスの影響も気になるところだ。


3駅4路線の駅チカ物件の割に予定価格が低いのは、さもありなん。

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例えば、マンション棟内のどのポジションの住戸がいいのか?

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2023年6月1日、このブログ開設から19周年を迎えました (^_^)/
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