首都高に隣接する13階建て、136戸の大規模マンション。
新宿駅直通26分(途中急行に乗り換え)、駅徒歩12分。総戸数136戸、13階建。販売戸数8戸、3LDK(68.20m2)〜4LDK(78.36m2)。販売価格3,288万円〜3,788万円、最多価格帯3,300万円台。平成18年3月下旬竣工(本チラシ掲載日の2カ月後)。
- 3月6日(日)、3月19日(土)、5月7日(土)、10月21日(金)の物件と同じ。
- 設計住宅性能評価書を取得
- 目に見えない性能まで表示することが良いマンションの条件となっています。
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- 〇〇(=マンション名)では、「設計住宅性能評価書」を取得し、広範囲にわたる住宅品質を開示。
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- 8項目において「住宅の品質確保の促進等に関する法律」に定められたレベルをどの程度満たしているかを数値化。
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- 次世代に残す住まいにふさわしく、見えない場所も安心品質であることをオープンにしています。
耐震強度偽造(偽装)事件以来、本物件のように住宅性能表示を強調する広告が増えた。
住宅性能表示は、大きく次の9つの評価区分が設けられている(今年の4月1日から「防犯に関すること」が追加され、10区分になる)。
- 構造の安定に関すること
- 火災時の安全に関すること
- 劣化の軽減に関すること
- 維持管理への配慮に関すること
- 温熱環境に関すること
- 空気環境に関すること
- 光・視環境に関すること
- 音環境に関すること
- 高齢者等への配慮に関すること
- 防犯に関すること
本物件は、「8項目において・・・」と記載されているから、評価項目の9つのうちの一つが抜けていることになる。
どの評価項目が抜けているのか?
抜けているのは「音環境に関すること」だ。
実は、住宅性能評価は、全9項目(4月1日からは10項目になる)のうち、ただ一つ「音環境に関すること」は、選択項目(=表示義務がない)となっている。
他の多くの物件もそうなのだが、本物件も消費者の関心が最も高い「音環境に関すること」について情報が開示されていないのだ!
本物件は、首都高と環7と幹線通りが交差する敷地に建っている。
間取り図をみれば、廊下側の洋室にもバルコニー側のリビングにもシッカリと2重サッシがついているところまでは分かる。
でも、本マンションの外壁開口部の透過損失(=遮音性能)の等級は不明のままだ。
外部騒音の影響について、消費者としては客観的な情報を知りたいところだ。
「見えない場所も安心品質であることをオープンにしています」という、冒頭のキャッチ・コピーがとてもむなしく感じられる。
(本日、マンション広告1枚)