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東京23区Airbnb市場動向(2015年12月)

12月1日現在の東京23区Airbnb市場動向を発表します。

<主なポイント>
  • 23区Airbnb登録件数は約9,300件(前月比18%増)
  • Airbnb登録物件数は1位渋谷区、2位新宿区、3位港区
  • 特に渋谷区と新宿区のAirbnb登録物件数が増加大
  • 平均宿泊費が高いのは1位港区、2位渋谷区、3位墨田区
  • 「民泊条例」1月施行予定の大田区Airbnb登録件数は再び増加

23区Airbnb登録件数は約9,300件(前月比18%増)

12月1日時点の東京23区のAirbnb登録物件数の合計は9,308件。

9,308件の内訳は、アパート7,678件、一軒家1,303、B&B(bed and breakfast)72件、その他255件。
先月(7,862件)と比べて1,446件(18.4%)の増加。

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※7月は調査を実施していない。

 

Airbnb登録物件数は1位渋谷区、2位新宿区、3位港区

23区の内訳をみると、先月と同様、1位渋谷区(1,729件)、2位新宿区(1,574件)、3位港区(1,064件)の登録物件数の多さが際立っている。

その大半はアパートである(Airbnbでは「マンション」とは表現しない)。

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特に渋谷区と新宿区のAirbnb登録物件数が増加大

先月減少していた渋谷区と新宿区は、再び増加している。

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平均宿泊費が高いのは1位港区、2位渋谷区、3位墨田区

平均宿泊費(1人1泊。清掃費を含まない。以下同様)が高いのは、1位港区(13,194円)、2位渋谷区(12,193円)、3位墨田区(11,983円)。
逆に、平均宿泊費が安いのは1位北区(5,465円)、2位大田区(5,950円)、3位江戸川区(6,180円)。

最低の北区(5,465円)は、最高の港区(13,194円)の約4割。

23区の平均宿泊費は7,714円。

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「民泊条例」1月施行予定の大田区Airbnb登録件数は再び増加

「民泊条例」を年内決議、1月から施行しようとしている大田区のAirbnb登録件数の推移を次図に示す。

都内で最初に民泊条例が施行されるというニュースの影響で、10月にブレーキが掛かったかと思われた件数は、再び増加している。

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以上の記事の内容は、Airbnbサイトで公開されている情報をもとに、筆者独自の方法で収集・分析した結果によるものである。
データの収集・分析には細心の注意を払っているが、万が一エラーが含まれていた場合にはご容赦ください。

 

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