大規模都市公園と幹線道路を一つ挟んで建つ、27階建ての超高層マンション。
物件概要
【予告広告】大手町駅直通7分、駅徒歩7分。総戸数204戸、27階建。販売戸数/未定、2LDK(65.30m2)~4LDK(103.90m2)。販売価格/未定。平成29年2月下旬竣工(本チラシ掲載日の2年1カ月後)。
新聞半紙大のオモテ面には物件の立地の良さをほめたたえるキャッチコピーが躍っている。
- こんな東京を待っていた。
- この先、これほどの東京に、出逢えるだろうか。
- 東京駅、東京スカイツリー、湾岸エリア。
- これらの躍動する東京を手中に、心が自然と潤う、静謐な大規模都市公園を庭にする。
- ニューヨークにセントラルパーク、ロンドンにハイドパークがあるように、世界の名立たる都市は、公園のある日々を知っている。
- TOKYOジパング。待望の黄金時代を、此処に。
全景写真を見る限り、たしかに都市公園と東京スカイツリーが写り込んだ光景は美しい。
グーグルアースで再現すると、こんな感じ。
チラシに掲載されている写真は、14階建て(高さ65m)のオフィスビルから北方向を撮影したものであることが分かる。
物件の南側には、警察署と消防署が並んで建っているので、夜間のサイレンの音や、日中の柔道場の音を気にしなければ、防犯・防災上も優れた立地といえる。
ちなみに、チラシに掲載されていない南側はどうなっているのか。
グーグルアースで再現すると、こんな感じ。
このマンションの南西方向の環境はあまりよろしくなさそうだ。
南側約300m先を首都高速も走っているし。
大手町駅直通7分という好立地や、大規模都市公園に近いこと、超高層マンションという眺望の良さを考えれば、けっこういい値の、庶民には手の出ないような売り出し価格になりそうだ。
というよりも、外国人富裕層の投資向け物件か――。
そう考えれば、「静謐な大規模都市公園を庭にする」や「世界の名立たる都市は、公園のある日々を知っている」、「TOKYOジパング。待望の黄金時代」といった、都民としてはチョット恥ずかしくなりそうな言葉使いにも納得できる。
(本日、マンション広告1枚)