運河に面した大規模マンション。
【先着順】大手町駅直通9分、駅徒歩10分。総戸数143戸、14階建。販売戸数9戸、3LDK(66.72m2)〜4LDK(83.57m2)。販売価格3,690万円〜5,440万円。平成26年3月上旬竣工(本チラシ掲載日の3カ月後)。
- ※012年11月3日(土)、2013年4月26日(金)・5月11日(土)・9月27日(金)・11月8日(金)・11月22日(金)の物件と同じ。
新聞半紙大のチラシ裏面のキャッチコピー。
南向き中心で明るく広々。
大型収納のゆとりと先進の設備も充実。
「先進の設備」として、「ディスポーザー」「食器洗い乾燥機」の写真が掲載されている。
浴槽やキッチン設備など、初期投資が少なくてすむ“カタログ設備”は、デベロッパーの販促材料の一つ。
「食器洗い乾燥機」「ディスポーザー」「浄水器・活水器」「IHクッキングヒーター」といったキッチン設備は、実際にどの程度採用されているのか?
(株)カカクコムが運営している不動産住宅情報サイト「スマイティ( http://sumaity.com/ )」に登録されている関東・関西・東海エリアの新築マンション全831件を調べてみた。
※SUUMOのほうが登録件数は多いのだが、「食器洗い乾燥機」のデータが抽出できないので、スマイティで調べた。
キッチン設備は、どの程度採用されているのか?(関東・関西・東海)
新築マンション全831件の内訳は、関東(623件)・関西(151件)・東海(57件)で、各設備が採用さている件数は次の通りである。- 関東/関西/東海
- 食器洗い乾燥機(239件/95件/32件)
- ディスポーザー(185件/39件/16件)
- 浄水器・活水器(400件/99件/34件)
- IHクッキングヒーター(46件/29件/5件)
調査対象件数が関東(623件)が圧倒的に多いので、各キッチン設備の採用件数も関東が圧倒的に多い。
そこで、関東・関西・東海を比較しやすいように、件数ではなくパーセントにして可視化したのが次のグラフ。
「浄水器・活水器」の採用率が約6割と、最も高いことが分かる。
その次に高いのは「食器洗い乾燥機」
採用率は西高東低。関西と東海エリアが6割近い採用率であるのに対して、関東エリアでは約4割と低いのが特徴的だ。
地価の高い関東のほうは、「食器洗い乾燥機」を収めるだけの面積的な余裕がないということなのだろうか。
「ディスポーザー」の採用率は3割弱。「IHクッキングヒーター」は1割(関東・東海)から2割(関西)といったところ。
次に1都3県の状況も調べてみた。
キッチン設備は、どの程度採用されているのか?(1都3県)
「浄水器・活水器」について、埼玉の採用率が7割と突出しているのは、水道水がまずいということなのか???
千葉は、相対的にどのキッチン設備の採用率も低い。分譲価格を抑えた結果だろうか。
(本日、マンション広告6枚)