不動産情報ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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マンションの防災性能を知るための制度は―

中古車センター跡地に建つ大規模マンション。

【予告広告】大手町駅直通11分、駅徒歩12分。総戸数169戸、10階建。販売戸数/未定、2LDK(64.85m2)〜4LDK(89.12m2)。予定販売価格3,400万円台〜6,400万円台、予定最多価格帯4,400万円台。平成25年4月下旬竣工(本チラシ掲載日の9カ月後)。

  • ※4月28日(土)の物件と同じ。



新聞半紙大のチラシのオモテ面に、緑豊かな親水公園側から見たマンションの外観CGが掲載されている。
目を凝らすと、とっても認識しにくい極細の白い線で何かが描かれている。
西側を走る道路沿いの電柱・電線と、南側に隣接している8階建てのマンションだ。


Google ストリートビューで調べると、8階建てのマンションの北側には3段式の機械式駐車場があることが確認できる。
つまり、本物件の南側住戸のすぐ目の前に機械式の駐車場があるということ。
これでは、低層階の住民は、美観の問題に加え、騒音の問題に悩まされることにならないか。


もちろんチラシには、そういったネガティブな情報は記載されていない。
強調されているのは、大手町駅まで11分の通勤の快適さや、多彩な大型商業施設があること「都内最大級の親水公園」など、立地の利便性だ。


3.11の東日本大震災後は、防災性能を謳うマンションが増えたというのに、防災性能については、まったく触れられていない。


マンションの防災性能を知るための制度

マンションの性能を知るための主な制度に、「住宅性能表示制度」や東京都であれば「東京都マンション環境性能表示」がある。
ただ、それらの制度は、3.11以前にできたこともあり、マンションの防災性能を知るうえで、必ずしも十分な情報が網羅されているとはいえない。


まだ、あまり知られていないが、3.11以後に制定された防災関係の制度としては、「大阪市防災力強化マンション認定制度(平成21年5月19日制定、平成24年4月1日改正)」や「東京都LCP住宅情報登録・閲覧制度(平成24年1月23日)」がある。


大阪市のほうは、平成21年5月19日に制定されていたこともあり、26件(5月10日現在)登録されているのに対して、東京都のほうは、「グランドメゾン狛江」の1件(6月29日現在)のみだ。
今後、この「東京都LCP住宅情報登録・閲覧制度」は、メジャーになり得るのか?
「東京都LCP住宅情報登録・閲覧制度」に登録するためには、「水の供給及び1基のエレベーターの運転を同時若しくは交互に行う発電能力があり、燃料が安定継続して供給可能で、住宅外からの電力供給が途絶した場合でも、運転可能な常用発電機が設置されていること」を含めて、5つの高いハードルをクリアしなければならない。
小規模なマンションでは、LCP住宅の基準を満たすのはかなり難しそうだ。


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