まだ3割が売れ残っている、7カ月前に竣工済みの小規模マンション。
【第1期先着順】大手町駅直通16分、駅徒歩10分。総戸数29戸(管理事務室1戸含む)、8階建。販売戸数8戸、1LDK(61.16m2)〜3LDK(71.76m2)。販売価格2,990万円〜4,290万円。平成20年6月竣工済み(本チラシ掲載日の7カ月前)。
- 11月01日(土) 、12月18日(木)、12月21日(日)、1月10日(土)の物件と同じ。
12月18日のチラシの販売戸数も8戸となっていたから、少なくともこのひと月の間、1戸も売れていないことになる。
そこで現れた販促ワザは―
- 新春キャンペーン
- クオカード3,000円分もれなくプレゼント!
先週の土曜日(1月17日)のチラシには、掲載されていなかったクオカードのプレゼント。
しかも、1,000円分ではなく、3,000円分のクオカードだ。
モデルルームに出かけると、アンケート記入を条件に3,000円分のクオカードがもらえる。
ただし、チラシには「後日郵送いたします」と注記されているので、その場ではもらえない。
「3,000円分のクオカード」作戦は、業者にとって、3,000円で潜在顧客の個人情報が得られるだけでなく、クオカードが届いたことの確認を口実に電話営業することができる、ひと粒で二度おいしい販促ワザなのだ。
ちなみに、ホームページで、この業者の「個人情報保護方針」を確認すると、次のようなくだりがある。
■7.個人情報の開示・訂正等の手続き
当社が保有する個人情報の開示、訂正、利用停止等に関する、ご本人からの要請については、ご本人からの請求であることを確認の上、当社が別途定める手続きによって、遅滞なく対応させていただきます。
なお、情報の開示にあたっては実費相当の手数料をご負担いただきます。
自分の個人情報を開示請求すると、実費相当の手数料を取られることになっている。
「実費相当の手数料」が郵便代程度のことであればいいのだが。
なんだかんだで、個人情報と引き換えにゲットした3,000円分のクオカード以上の負担を要するようであれば、割に合わないだろう。
(本日、マンション広告1枚)