不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

首都圏を中心に、不動産(マンション購入・賃貸)に係る分析記事を提供しているブログメディア

マンション・デベロッパーの長期格付け一覧

ムーディーズ・インベスターズ・サービスが12月26日、国内景気の低迷によって、日本の不動産業界の事業環境が悪化する可能性があり、同業界に対する見通しはネガティブであると発表している。
そこで、マンション・デベロッパーの取扱件数が比較的多いJCR(日本格付け研究所)の長期格付けのデータを以下に整理してみた。
マンション選びのご参考に!
-【AAA】 債務履行の確実性が最も高い。

    • 該当企業なし

-【AA】債務履行の確実性は非常に高い。

    • 三菱地所【AA+p / 安定的】
    • 野村不動産レジデンシャル投資法人【AA / 安定的】
    • 三井不動産【AA− / 安定的】

-【A】債務履行の確実性は高い。

    • 藤和不動産【A+ / 安定的】
    • 阪急不動産【A / 安定的】
    • 住友不動産【A / 安定的】
    • 東急不動産【A− / 安定的】
    • 東京建物【A− / 安定的】
    • 日本土地建物【A− / 安定的】

-【BBB】債務履行の確実性は認められるが、上位等級に比べて、将来債務履行の確実性が低下する可能性がある。

    • プロスペクト・レジデンシャル投資法人【BBB+ / ネガティブ】
      • (2008年11月26日)現在のマーケット環境により本投資法人の財務はやや柔軟性を欠くこととなった。こうした状況を踏まえて、本投資法人の格付けを1ノッチ格下げして『BBB+』とし、見通しについては『ネガティブ』とした。
    • ジョイント・コーポレーション【#BBB / 方向性不確定】
      • (2008年09月08日)オリックスの資本参加によって、同社の信用補完に伴う資金調達の円滑化に加え、今後の財務基盤の強化につながるものとして、格付け上、ポジティブな評価をしている。ただ一方で、今回の業績下方修正が示す通り、外部環境は一段と悪化しており、先行きも楽観できないのも事実である。このため、当社の格付けをクレジットモニター(#)(方向性不確定)の対象とする。
    • 大京【#BBB / ネガティブ】
      • (2008年11月05日)今回の業績予想の修正は、その想定と大きくかい離するものであるため、当社の格付けをクレジットモニター(#)の対象とした。見直しの方向性は「ネガティブ」である。増資による自己資本増強やグループ再編等による経営の合理化策を打ち出しているが、JCRではこうした収益・財務改善への施策やその実効性に加え、筆頭株主及び金融機関との関係、資金繰りの状況などを精査し、今後の格付けに反映させていく方針である。
  • 【BB】債務履行に当面問題はないが、将来まで確実であるとは言えない。
    • 穴吹工務店【BB+ / 安定的】
      • (2008年12月08日)当社は同業他社とは差別化を図ったビジネスモデルを構築しており、比較優位性は確保できているとみられる。しかし、過去2期連続で経常減益となった上、09/3期以降の収益も、これまでJCRの想定した水準を大きく下回る見込み。事業環境の悪化が続いており保有する資産劣化のリスクが高まっている。近年増大した棚卸資産に対し、自己資本の水準は低く、十分な耐性が備わっているとはいえない状況。JCRでは、財務基盤の強化を進めることが課題であるとしてきたが、資産の回転が鈍化する外部環境の中にあっては、大幅な改善は容易ではないとみられる。このため、財務基盤の脆弱性を考慮すると、従来の格付けを維持できないと判断した。なお、資金繰りの状況については相応の安定度を維持している。マンションの契約状況や金融機関の関係等を勘案すると、当面の資金繰りが大きく悪化する懸念は小さいと考えられる。
    • タカラレーベン【BB+ / 安定的】
      • (2008年12月26日)マンション分譲で底堅い事業基盤を有する当社といえども、当面の収益に下方圧力が強まっている。近年財務構成の改善スピードが鈍化。だが、外部環境が悪化する中、膨らんだ資産の圧縮を図ることでバランスシートの改善を目指す経営方針に転換している点は評価される。保有する棚卸資産については、市況の悪化が継続しているため、将来的に劣化するリスクが高まっている点を留意しておく必要がある。ただ、現段階において、当社の保有する棚卸資産と自己資本の水準から判断すると、一定の評価減に対する耐性は有しているものと考えられる。当社については、08年2月4日に、長期優先債務の格付けを据え置いた。しかし、その時点と比較して外部環境は大幅に悪化しており、今後の収益及び財務面への影響が懸念されることから、格付けの引き下げを実施した。
    • 日本エスコン【BB+ / ネガティブ】
      • (2008年10月24日)当社の回転型事業によるビジネスモデルでは収益基盤の維持が難しく、今後の財務面、資金繰りの面への影響が懸念されることから、1ノッチの引き下げを行った。さらに外部環境の先行きに不透明感が強まっており、現時点ではボトムを確認できない状況であることから、格付けの見通しについても、「ネガティブ」へ変更している。
    • 日本綜合地所【BB+ / ネガティブ】
      • (2008年12月25日)当社は09/3期業績予想と中期経営計画の大幅な下方修正を発表。これを受けて、再度レビューを実施し、格付けの変更が必要であると判断した。資金回収を重視した販売方針に大きく転換しており、大幅な収益性の低下が避けられない見込み。数期分の収益をカバーするほど開発用地の仕入は済んでいるものの、収益性の低下等に伴って従来の格付けを維持できる収益水準は確保できないと考えられる。財務面も棚卸資産圧縮に努めるが、回転がさらに滞る可能性も否めず、保有資産が劣化するリスクが高まっている。資金繰りは、マンションの契約状況や金融機関との関係等をみると、当面大きな問題はないとみられる。ただ、資金繰りがタイト化しつつあるのは事実であり、引き続き、契約の進捗、資金繰りの状況、金融機関との関係等を注視していく。



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2017年6月1日、このブログ開設から13周年を迎えました (^_^)/
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