第一種住居地区に建つ、10階建ての中規模マンション。
大手町駅直通15分、駅徒歩8分。総戸数67戸、10階建。販売戸数7戸、3LDK(67.65m2)〜4LDK(85.60m2)。販売価格3,698万円〜5,568万円。平成19年1月末竣工(本チラシ掲載日の6カ月後)。
- 3月24日(金)、6月9日(金)の物件と同じ。
- 先着順受付中 販売価格4,988万円
「ミキサー4,980円」となれば、どこかの客寄せ家電広告なのだが―。
この家電広告モドキの4,988万円という価格設定は、いったい何なんだ?
家電広告に限らず、スーパーのチラシでも、100円とか1,000円といった切りのいい数字ではなく、98円とか980円といった8で終わる数字を使った値付けが日常茶飯だ。
日本人は8という数字に末広がりで明るいイメージを持つから、8という数字を使うことで売り上げにも好影響が得られるという。
ちなみに、米国では9とか99、ロシアは5の数字が好まれ、ドイツでは55、66、88のようなゾロ目が好まれているらしい。
販売価格が、5,000万円近くになると、日ごろのお財布感覚から外れてしまうから、4,990万円でも4,980万円でもどちらでもいいような気がするが―。
5,000万円をわずかに下回り、しかも日本人に好まれる数字の8を二つも並べた4,988万円という価格設定。
物件概要に示された販売価格も「3,698万円〜5,568万円」と8で終わっている。
あくまでも8にこだわる売り主の、スーパーのチラシ並みの価格設定戦略。
日本人好みの8という数字を並べた、消費者心理に訴える価格設定戦略は、分譲マンションにも通用するか?!
(本日、マンション広告1枚)