不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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モデルルームでは、マンションの耐震性の説明に追われている?


金曜日、マンション広告8枚。

  • 9月22日(木)、1月13日(金)の物件と同じ。

銀座一丁目駅直通8分、駅徒歩8分。総戸数415戸、42階建。販売戸数未定、1LDK(60.22m2)〜4LDK(109.23m2)。販売価格3,100万円台〜8,500万円台。平成20年2月下旬竣工(本チラシ掲載日の2年1カ月後)。

女優をイメージ・キャラクター役に起用している42階建ての大規模超高層マンション
マンション耐震強度偽造(偽装)事件以来、

ある

デベロッパーは、マンションの耐震性の説明に追われているという。
週刊エコノミスト1月31日号にも次のような記事が掲載されている。

(前略)

マンション用地取得会社の関係者は言う。「構造設計事務所が過去に担当した物件の再チェックと いう思わぬ仕事に追われ、新規の仕事ができなくなっている」

(中略)

運よくモデルルーム開設にこぎつけた物件でも、顧客の不安を解消させ、契約に至るまでには従来以上の時間がかかる。
設計図書の設置・閲覧はもちろん、構造計算書も準備し、顧客からの質問に的確に応えられる体制整備が急務となっている。
1級建築士をモデルルームに配置したり、あるいは大規模物件で設置されることが多い構造用ディスプレー模型を、すべての物件に用意する企業も出てきた。
(後略)

  • モデルルーム公開中
  • 1.28[SAT]・29[SUN] 構造・ランドスケープ説明会開催(予約制)



本物件も構造説明会をするようだ。詳細について、電話取材してみた。

  • 筆者「構造の説明は、どういった方がされるのでしょうか?」
  • 男性販売員「施工会社の方が説明されます」
  • 筆者「施工会社のどのような方が説明されるのでしょうか?」
  • 男性販売員「施工会社の担当の方です」
  • 筆者「1級建築士でしょうか?」
  • 男性販売員「そうです」
  • 筆者「構造に詳しい、1級建築士でしょうか?」
  • 男性販売員「そうだと思います」
  • 筆者「説明は、どういった内容になるのでしょうか?」
  • 男性販売員「レジメを使っての説明になります。詳しい内容は、本日11時から始まる内容を聞いてみないと、私どもまだ・・・・・・」
  • 筆者「構造説明用の模型は展示されているのでしょうか?」
  • 男性販売員「建物の大きめの模型はありますが、構造用の模型はありません。杭を打っている工事などのパネルが展示されています」

どうやら、男性販売員氏は、本日開催される構造説明会の具体的な内容をあまり把握されていないようだった。

2023年6月1日、このブログ開設から19周年を迎えました (^_^)/
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