東京都は、平成17年10月から、分譲マンションの広告に「マンション環境性能表示」を義務付ける制度をスタートさせた。
同制度導入のねらいは、次の3つ。
- マンションを購入しようとする人に対し、環境に配慮したマンションに関する選択肢を提供する。
- マンション建築主の自主的な環境配慮の取組を促す。
- 環境に配慮したマンションが高く評価される市場の形成を図る。
同制度は、延床面積10.000m2超の新築・増築マンションを対象として、デベロッパーに建築確認申請の30日以上前に「建築物環境計画書」を提出することを義務付けている。
10月以降同計画書を提出するマンションが対象だから、建築確認の審査に要する時間を見込むと、実際にチラシに登場するのは、早くて12月頃ということになる。
チラシには、次の4つの項目について、★印の3段階で評価・表示されることになっている。
- 建物の断熱性/空調負荷の低減につながる断熱材等を評価
- 設備の省エネ性/付帯設備である給湯、床暖房、空調の省エネ性を評価
- 建物の長寿命化/躯体の劣化対策等により、資源の有効利用を評価
- みどり/緑の量(面積)と質(高木による植栽等)を評価
詳しくは、明日(10月4日)に続く・・・・・・。
(本日、マンション広告なし)