不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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投資用マンションの販促チラシ登場!マンション賃料上昇中

河川沿いの事務所ビル跡地に建つ、投資用のワンルームマンションの広告。

物件概要

【本広告】大手町駅直通7分、駅徒歩1分。総戸数37戸(非分譲住戸11戸、店舗1戸含む)、9階建。販売戸数23戸、1K(25.30m2~26.70m2)。販売価格2,940万円~3,050万円、最多価格帯2,900万円台。平成28年8月下旬竣工(本チラシ掲載日の今月)。

 

B4サイズのチラシのオモテ面に、投資用マンションを喧伝するずいぶんとストレートなキャッチーコピー。

資産運用型マンション分譲中

  • 相続対策として
  • 年金対策として
  • お子様の住まいとして

 

投資用マンションであることを全面的に打ち出したチラシは珍しい。

チラシ裏面の「物件概要」に目を凝らすと、賃料収入に係る注釈が記載されている。

賃料収入(96,000円~100,500円)は、当初2年間の設定賃料であり、将来にわたって保証されるものではないことに注意しよう!

  • 賃料(集金代行システム)の場合/株式会社〇〇規定に基づく募集賃料(月額)99,500円~104,000円から手数料3,500円を差し引いた金額96,000円~100,500円
  • 敷金/当社でお預かりさせて頂きます。
  • 管理費・修繕積立金/所有者(購入者)のご負担となります。
  • 賃料改定/類似物件などの相場を査定し、所有者の承諾を得て決定します。原則として2年ごとの改訂です。
  • 契約期間/協議の上、更新します。
  • 空室時には家賃のお支払いはありません。毎月の賃料収入は当初2年間の設定賃料であり、賃料及び入居は将来にわたって保証されるものではありません。また公租公課その他必要な費用を控除する前のものです。

 

念のために賃料相場を確認しておこう。

国土交通省が運営している土地総合情報ライブラリーの「不動産市場動向マンスリーレポート」のなかに首都圏と23区の「マンション賃料指数」データが公開されている。

2011年1月以降のマンション賃料指数の推移は次図のとおりである。

2年ほど前から、首都圏・23区とも賃料が上昇し続けている。

特にこの4月以降の上昇が著しい。

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投資用マンションの販促チラシの登場にも頷ける。

 

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(本日、マンション広告1枚)

2023年6月1日、このブログ開設から19周年を迎えました (^_^)/
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