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女性の割合が最も高い自治体はどこか?

総務省は2月26日、2015年国勢調査の速報値を発表。

2010年の前回調査に比べ94万7305人(0.7%)減少。国勢調査で総人口が減るのは1920年の調査開始以来となっている。

速報値には、市区町村別の人口増減や男女別人口、人口密度データなどもエクセルで公開されているので、ランキングとともに可視化してみた。

ざっくり言うと

 

人口増は福岡市がダントツ

平成22年から27年の5年間で人口が最も増加したのは福岡市。ダントツである。

23区でランクインしたのは江東区と板橋区のみ。

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  • 1位:福岡市(74,767人、5.1 %)
  • 2位:川崎市(49,788人、3.5 %)
  • 3位:さいたま市(41,819人、3.4 %)
  • 4位:札幌市(40,239人、2.1 %)
  • 5位:横浜市(37,394人、1.0 %)
  • 6位:江東区(37,325人、8.1 %)
  • 7位:仙台市(36,199人、3.5 %)
  • 8位:名古屋市(32,120人、1.4 %)
  • 9位:大阪市(26,428人、1.0 %)
  • 10位:板橋区(26,113人、4.9 %)

福岡市は、豚骨ラーメンや屋台など独特な食文化が発達していたり、少し車を走らせれば豊かな自然に出会えたり、空港まで近いなどとても住みやすい(と個人的に感じている)。

 

人口減1位は北九州市

原子力災害により全域が避難指示区域である町村を除くと、平成22年から27年の5年間で人口が最も減少したのは北九州市。2位が長崎市。

同じ”豚骨圏”でありながら、福岡市の1位とのギャップが大き過ぎる。

北九州市では、新日鉄住金やTOTOなどの生産拠点で省人化が進み、人口が福岡市に流出したのが要因のひとつと見られている。

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  • 1位:北九州市(-15031人、-1.5 %)
  • 2位:長崎市(-14122人、-3.2 %)
  • 3位:石巻市(-13590人、-8.5 %)
  • 4位:函館市(-13010人、-4.7 %)
  • 5位:下関市(-12330人、-4.4 %)
  • 6位:足立区(-12318人、-1.8 %)
  • 7位:青森市(-11898人、-4.0 %)
  • 8位:横須賀市(-11639人、-2.8 %)
  • 9位:呉市(-11338人、-4.7 %)
  • 10位:静岡市(-10959人、-1.5 %)

 

女性の割合が最も高いのは京都市東山区

速報値には男女別人口だけでなく、「人口性比」データも公開されている。人口性比とは、女性100人に対する男性の数のこと。

人口性比が最も低い、すなわち女性の割合が最も高い自治体は京都市東山区(74.8)。2位の福岡市中央区(80.1)を圧倒的に引き離しての大差。今シーズンの羽生結弦状態である。

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なぜ東山区は女性の割合が高いのか?

ひとつは舞妓さんがいる祇園が東山区にあること。
そしてもう一つは京都女子大学があることだ。同学生の在籍数は6,345名(2015年5月1日現在)4つの学生寮(いずれも東山区にある)の寮生だけでも約500名。
だから単に女性の割合が高いだけでなく、平均年齢が若い。

前回(平成22年)の国勢調査データをひも解くと、東山区の20歳前後の人口は異常に多いことが分かる(次図)。

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2位の福岡市中央区の女性の割合が高いのは、九州各県からサービス業を中心に女性が集まっているかららしい。

絶対人数は少ないが、北海道は4つの町がランクインしている。

  • 1位:東山区(京都)(74.8)
  • 2位:中央区(福岡)(80.1)
  • 3位:北山村(和歌山)(80.6)
  • 4位:阿武町(山口)(80.9)
  • 4位:松前町(北海道)(80.9)
  • 6位:三笠市(北海道)(81.4)
  • 7位:上ノ国町(北海道)(81.6)
  • 8位:増毛町(北海道)(81.8)
  • 9位:古座川町(和歌山)(82.0)
  • 9位:熱海市(静岡)(82.0)

 

男性の割合が高い自治体は沖縄県の離島に多い

男性の占める割合が最も高いのは、沖縄県の渡名喜村(182.9 )。

渡名喜村は那覇市の北西約60kmに浮かぶ面積3.74km2の日本で二番目に小さい自治体(一番目は富山県舟橋村)。

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  • 1位:渡名喜村(沖縄)(182.9 )
  • 2位:小笠原村(東京)(167.5 )
  • 3位:与那国町(沖縄)(164.8 )
  • 4位:月形町(北海道)(163.3 )
  • 5位:北大東村(沖縄)(151.6 )
  • 6位:青ヶ島村(東京)(150.7 )
  • 7位:川上村(長野)(145.8 )
  • 8位:南大東村(沖縄)(141.2 )
  • 9位:西成区(大阪)(136.9 )
  • 10位:粟国村(沖縄)(132.8 )

 

沖縄県は1町4村がランクインしている。いずれも離島だ。

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都市部で男性の占める割合が高いのは9位の大阪府西成区。

かつて日雇い労働者の町として知られた自治体は男性高齢者の割合が高い(次図)。

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日本で最も混み合っているのは豊島区

人口密度が最も高い自治体は豊島区(22,373 人/km2)。

km2あたり22,373人というのは、10m×10mのスペースに2.2人が住んでいるとても混み合っている状況だ。

23区以外でTOP10にランクインしたのは大阪市の城東区と阿倍野区。

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  • 1位:豊島区(東京)(22,373 人/km2)
  • 2位:中野区(東京)(21,083 人/km2)
  • 3位:荒川区(東京)(20,819 人/km2)
  • 4位:台東区(東京)(19,635 人/km2)
  • 5位:城東区(大阪)(19,626 人/km2)
  • 6位:文京区(東京)(19,469 人/km2)
  • 7位:目黒区(東京)(18,957 人/km2)
  • 8位:墨田区(東京)(18,621 人/km2)
  • 9位:新宿区(東京)(18,297 人/km2)
  • 10位:阿倍野区(大阪)(18,018 人/km2)

 

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