不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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マンション広告にみる「光景」をポンチ絵で確認してみた

生命保険会社の事務所跡地に建つ大規模マンションのチラシ。

物件概要

【第1期 先着順】大手町駅直通9分、駅徒歩5分。総戸数522戸、15階建。販売戸数67戸、2LDK(54.88m2)~4LDK(83.59m2)。販売価格4,790万円~8,690万円、最多価格帯6,000万円台(9戸)。平成28年10月下旬竣工(本チラシ掲載日の9か月後)。

  • ※2015年5月1日(金)・10月16日(金)・11月27日(金)、2016年1月1日(金)の物件と同じ。

 

新聞半紙大のチラシのオモテ面に、太陽を背にした大規模マンションの外観CGが掲載されている。

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CGもそうだが、チラシの右上に記されたキャッチコピーも「光」が強調されている。

光景となる象徴

 

4棟からなるこの物件の日照環境を確認すべく、ポンチ絵に落としてみた(次図)。

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B・C棟は、4階建ての特別養護老人ホームを挟んで南側に運河が走っているので、5階以上の住戸であれば、日照・通風とも良さそうだ。

A棟は、高い建物に対面してはいないが、夏の西日が厳しそうだ。

D棟は、南をB・C棟、東を11階建ての事務所ビルに、西をA棟に囲まれているので、日照環境は最悪であろう。

 

チラシの外観CGは、上図の「視点」と書いた位置からのアングルで描かれている。

6階建ての事務所ビルの上部から太陽光が差し込んでいるチラシのCGの描き方に間違いはないにしても、実際に住人が感じる日照環境は、「光景となる象徴」というキャッチコピーから受ける印象とはかなり違うのではないだろうか。

 

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