幹線道路沿いの駐車場跡地に建つ、中規模マンション。
【予告広告】秋葉原駅直通22分、駅徒歩6分。総戸数81戸、14階建。販売戸数/未定、3LDK(70.36m2)〜4LDK(85.76m2)。販売価格/未定。平成27年1月中旬竣工(本チラシ掲載日の1年6カ月後)。
新聞半紙大のチラシ裏面の「物件概要」に目を凝らしていて、興味深い表記に気が付いた。
敷地面積/2,095.39m2
※敷地面積には約118.94m2の高圧線下面積を含みます。
敷地の上空を送電線が走っている。
敷地の約6%(=118.94m2÷2,095.39m2)がいろんな規制を受けているということだ。
送電線の電圧によって、建築の規制が異なる(たとえば、電圧が17万ボルト以上の場合、その直下の敷地には建物を建てることができない)。
グーグルマップで調べてみると、真上から見た写真だと、次図のように鉄塔の存在を認識しにくい。
今年の3月から利用が可能となった、斜め45度の写真だと、次図のように鉄塔の存在を認識しやすくなる。
もちろん、Google マップのストリートビューを使うと、次図のように敷地の上空を走っている送電線の一本一本まで確認できる。
ちなみに、全国の送電鉄塔のデータが掲載されている、個人運営サイト「塔マップ」で調べてみると、敷地上部を走っているのは花総線64号(鉄塔高さ189m)であることが分かる。
さらに、埼玉県東部と東京都東部の送電線を中心に紹介している個人サイト「送電線を追って」を見ると、花総線64号の電圧は6万6千ボルトであることが確認できる。
ネットって、便利ですね。
(本日、マンション広告4枚)