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本日発売の週刊文春2月5日号。
「『投げ売りマンション』は本当に買いか」の記事の中に、私のコメントも掲載されている(右上写真の赤枠内)。
「マンション・チラシから読み解く、最新マンション販売事情」をテーマに1時間近く話したのだが――。
「09年度は、少なくとも今よりは買い時かもしれませんが、まだまだ様子見の段階でしょう」という表現に凝縮されて掲載されている。
なぜ、「まだまだ様子見の段階」なのか、その理由が割愛されているので、以下に若干補足しておこう。
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「アウトレット・マンション」に代表される大幅な値引き販売は、消費者にとってウェルカムかもしれないが、用地費、建築資材とも高騰時に供給されたマンションだから、本来は高価格物件だったものだ。
販売価格を抑えるために、専有面積を小さくしたり、目に見えにくい部分のグレードを下げたりしている。
専有面積が小さい(すなわち狭い)、あるいは天井高の低いマンションの資産価値は高くないし、そもそも居住環境としてウェルカムではない。
したがって、「秋口以降に登場」するといわれている“新価格”物件が出てくるまで、当面は様子見しましょうということ。