金曜日、マンション広告13枚。
大手町駅直通23分、駅徒歩11分。総戸数75戸、8階建。販売戸数2戸、3LDK(84.41m2)〜3LDK+S(84.84m2)。販売価格4,400万円〜4,620万円。平成18年3月中旬竣工済み(本チラシ掲載日の半年前)。
幹線道路の交差点に建つ、中規模マンション。
- おかげさまで残戸数2戸となりました。
ふたつの間取り図を見ると―。
ひとつは、1階の南南西向き住戸。“Garden Terrace”約9.4畳付き。
- モデルルーム使用住戸 家具付き販売 限定1戸 即入居可
モデルルームに使用していた住戸。
「全部屋エアコン、照明器具1式、家具(リビング・ダイニング)付」とずいぶん気前がいい。
リース品でない、エアコンや照明器具などは、今の時代、処分費用のほうが掛かるから、購入者にプレゼントしたほうが販促に寄与するのだろう。
でも、モデルルームとして手荒く使用されたであろうエアコンの寿命はいかほどか・・・・・・。
もうひとつの住戸も1階、しかも南西の角住戸。“Garden Terrace”約9.2畳付き。
- 販売事務所につき特別販売 限定1戸 即入居可
せっかくの角住戸なのに、販売事務所として使っていたなんて、よほどの難ありポジションなのか?
いくらエアコン3機、照明器具付きであっても、要注意だろう。
ところで、本物件は2戸とも「即入居可」だ。
ということで、すでに竣工済みのはずなのだが、折り込み広告の「物件概要」には、竣工日が記されていない。
「建物の建築年月」については、業界の自主ルール「不動産の表示に関する公正競争規約施行規則」第4条(必要な表示事項)で広告への記載が義務付けられている。
だから、本物件の広告は、完璧なルール違反。
半年の間、売れ残っていたという事実を隠したかったのか―。
もし、記載し忘れたということであれば、かなりお粗末な販売体制であると指摘されても仕方がないであろう。
ちなみに、本物件が半年前に竣工していることが分かったのは、ホームページの「物件概要」に「平成18年3月中旬」と表示されていたから。
竣工日を表示していないマンション広告を発見するのは、四葉のクローバーを発見することよりも難しい。
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