不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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ディスポーザーは便利?

土曜日、マンション・チラシ3枚。

  • 7月17日(土)の物件と同じ。

大手町駅直通16分、快速停車駅まで徒歩16分。総戸数120戸、15階建、専有面積70.14〜85.48m2。平成17年8月下旬竣工(10ヶ月後)。

  • 生ごみを粉砕し、微生物の分解能力できれいに処理。ゴミの保管やゴミ出しの手間など、ゴミにまつわる日々の作業から開放されます。

流しの排水に設置されたディスポーザーに生ごみを投入し、水を流して、スイッチを入れれば、ミキサーのように生ごみを粉砕してくれる。
確かにディスポーザーがあれば、流しの三角コーナーは必要ないし、生ごみ特有の悪臭も、生ごみを出す煩わしさもない。
難があるとすれば、ディスポーザーがゴミを粉砕する際に、ミキサーと同様、騒音が発生することだ。深夜の使用は、階下への騒音伝搬が気にかかるところだ。節水・消音タイプの製品の開発が急がれている。
ではなぜ最近、ディスポーザー付きマンションが増えているのか?
炊事をきれいで簡単に済ませたいという消費者のニーズがあるのは確かだが、マンションを売り急ぐデベロッパーの思惑もあるのではないだろうか?
専用の排水処理装置をマンションに設置することで、ディスポーザーの設置を認める自治体が出てきたという背景もマンションにディスポーザーを設置する物件が増えてきていることの理由にあげられる。
でも、ディスポーザーの寿命が尽きたときの取り替え費用と排水処理装置にかかる毎月の維持管理費はマンション購入後の各自の負担であることに注意が必要だ。

なお、排水処理装置を備えていないマンションにはディスポーザーの設置が認められていない。生ゴミを多く含んだ水は、下水管を詰まらせたり、腐敗して悪臭を発生させたり、下水処理場の負担などの問題を発生させるからだ。
ディスポーザーをうたっているマンションに、専用の排水処理装置が設置されていることを念のために確認しておきましょう。

2023年6月1日、このブログ開設から19周年を迎えました (^_^)/
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