『クロサギ』の原案者である夏原武、大谷アキラの作画による『正直不動産1』 (ビッグコミックス) 2017/12/27を読了。
嘘を厭わぬ口八丁で売り上げナンバーワン、登坂不動産・副課長のエース営業マン永瀬財地(35)は、とある地鎮祭で石碑を壊して以来ウソがつけなっくなってしまった。
部下で新入社員の月下咲良(23)が初めて扱った物件が契約直前、永瀬の言葉でおジャンになったシーン……
- 顧客「いい物件を見つけてくださり、ありがとうございました」
- 月下「どういたしまして。私も住みたいくらいのお薦めできる物件ですから、胸を張ってご紹介行ってきます。ね、永瀬先輩」
- 永瀬「あ、ああ。ああ、いい部屋だな。ただ俺なら、こんなクソみたいなオーナーの物件には、金をもらったって、住まないけどな」
(「第1直 敷金・礼金泥棒(前編)」より)
ウソがつけなくなった永瀬は、営業成績が劇落ち。課長昇進どころか、クビ寸前のなかで、”正直不動産”として活路を見出す。
『ナニワ金融道』の不動産屋版。不動産業界の闇が学べる!?
本書の構成
- 第1直 敷金・礼金泥棒(前編)
- 第2直 敷金・礼金泥棒(後編)
- 第3直 囲い込み(前編)
- 第4直 囲い込み(後編)
- 第5直 店舗契約(前編)
- 第6直 店舗契約(後編)
- 第7直 新・中間省略登記(前編)
『正直不動産1』 (ビッグコミックス) 2017/12/27