不動産情報サイトといえば、国内ではSUUMO(スーモ)とLIFULL HOME'S(ライフルホームズ)が2強。
ではアメリカで、メジャーな不動産情報サイトはどこなのか?
米国の不動産情報サイト人気ランキング
「サービスの人気度=サイトアクセス数(PV)の多さ」と定義して、不動産情報サイトの人気ランキングをまとめてみた。
他人のサイトのアクセス解析ができるSimilarWebを使って、アクセス数の推移を可視化したのが次図。
Zillowがダントツで1.9億PV(6月)。5位のスーモは0.2億PV(同)。一桁違う。
日本の人口1億2千659万人(18年7月、統計局)に対して、アメリカの人口3億2千805万人(18年7月、 アメリカ合衆国国勢調査局)が約2.6倍であることを考慮しても、ZillowのPV数が圧倒的に多いことが分かる。
以下、PVの多い順に各サイトの概要をご紹介。
1位:Zillow
06年サービス開始。創業者は元マイクロソフトの役員。15年、Trulia(3位)を買収。
全米を対象とした不動産情報サイト。広告を販売することで収入を得るビジネスモデル。
現在の推定価格(Zestimate(Zillow+estimate))だけでなく過去の価格の推移(1年、5年、10年)や物件の航空写真、近隣地域の類似物件なども表示される。
2位:Realtor.com
95年サービス開始。
広告を販売することで収入を得るビジネスモデル。
MLSの97%が表示されているという。
※MLS(Multiple Listing Services)は、間取りなどの基本情報に加え、公図、登記履歴、税金履歴のほか、洪水マップ、学校区情報、近隣の物件情報、関連する国勢調査データなども閲覧することが可能。しかも、一部のデータは消費者にも公開されている。
3位:Trulia
95年サービス開始。15年、Zillowに買収された。
4位:Redfin
04年サービス開始。
Zillowなどと異なり、売主からの手数料で収入を得るビジネスモデル。通常のエージェントに支払う手数料(2~3%)よりも安い(1~2%)ことと、手数料の一部を売主に還元することが特徴。