不動産経済研究所は7月18日、「2017年上半期の首都圏マンション市場動向」を発表。
同発表資料には、下期の供給見込み戸数も掲載されている。
年間供給戸数は、2年連続の3万戸台になるという。
下半期は大型案件の新規発売で増加幅が拡大、年間供給は3万8,000戸前後に。
- (1)下半期(7~12月)の供給見込みは2万3,000戸。前年同期(2万1,318戸)では7.9%増。
- (2)年間供給は約3.8万戸。2016年の3万5,772戸から6.2%増も、2年連続の3万戸台に。
そもそも、この下半期の予想はどの程度当たるのか?
同発表資料のなかに、今年下半期の月別供給見込み戸数も掲載されている。
不動産経済研究所が過去に発表している実績データと合わせて、下半期の予想と実績のグラフを作成してみたのが次図。
多少のデコボコはあるものの、これまでの「下半期」の予想の精度は低くはなさそうだ(あくまでも見た目の感じだが)。
2年連続で4万戸を下回る!?
年間ベースでの予想と実績を可視化したのが次図。
「2年連続の3万戸台」という表現よりも、「2年連続で4万戸を下回る」という表現のほうが、業界関係者には危機感が伝わってくるのではないか。
首都圏新築マンション市場はこのまま縮小に向かうのか・・・・・・。