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羽田新ルート、港区議会で自民「区長が積極果敢に活動すべき」…清家区長は役人の作文を棒読み

港区議会「25年第4回定例会」本会議の一般質問(11月28日)で、羽田新ルートに関して、清原和幸議員(自民)の質疑応答があった。

議会中継(録画)をもとに、全文テキスト化(約800文字)しておいた。

※時間のない方は「質疑応答のポイント」と「雑感」をお読みいただければと。


質疑応答のポイント

清原和幸 議員(自民)

清原和幸 議員(自民)
清原和幸議員(自民党、区議4期、日大理工卒、66歳)

区議:固定化回避し海上ルートのさらなる活用、区長が積極果敢に活動すべき

次に、羽田空港新飛行経路の海上ルートの活用を区民の先頭に立って求めるべきと考えますが、区長の姿勢について伺います。


羽田空港新飛行経路は運用後も、経路下の皆様から落下物や騒音、経路の見直し等、様々な意見が寄せられています。

海上ルートの運用については、測位衛星からの信号をもとに航空機に搭載されたコンピューターが自機の位置を把握しながら計算して飛行する精度の高い曲線経路を含む新進入方式RNP-AR方式については、羽田空港AとCの2つの滑走路を同時に進入するための安全性を確認し、技術的にも可能であると報告されたとのことです。

2023年度において、羽田空港に着陸する日本の航空会社の飛行機のうちRNP-ARに対応する航空機は75.7%で、残り約4分の1は未対応の航空機であるため、直ちに導入することは困難であるとの課題が合わせて示されました。

その他には、精度の高い曲線経路進入ができるため、小中型機なら海上ルートを活用した着陸ができるとの説明も受けました。


羽田空港新飛行経路の固定化を回避するためには、海上ルートのさらなる活用に向けた取り組みの推進が必要です。

日本の航空会社の全ての航空機に1日も早くRNP-ARが搭載されるよう国土交通省に要請することはもとより、東京都に対しても訴えるなど、あらゆる機会を用いて固定化を回避し海上ルートのさらなる活用を推進するために、区長が積極果敢に活動すべきと考えますが、お考えを伺います。

区長:固定化回避の早期実現に向けた、さらなる具体的な要請を行ってまいります

清家愛 港区長
清家愛 港区長(1期、元区議4期、青学卒、元産経新聞社会部記者、50歳)

次に、羽田空港新飛行経路の海上ルート活用の要請についてのお尋ねです。

区はこれまで、区民の生活を守る立場から国に対し、海上ルートや地方空港の活用を含め、羽田空港新飛行経路の固定化回避に向けた検討を加速するよう求め続けてまいりました。

国は、本年中に羽田新経路の固定化回避に係る技術的方策検討会を開催する予定です。

今後は、固定化回避検討会における検討内容を踏まえ、国に対し、あらゆる機会を通じ、羽田空港新飛行経路の固定化回避の早期実現に向けた、さらなる具体的な要請を行ってまいります

雑感(清家区長は役人の作文を棒読み)

清家区長の選挙公約は、「羽田空港新ルート固定化回避」の早期実現であった。もっとも、この「固定化回避」という官僚が編み出した曖昧な表現を看板に掲げた時点で、すでに本気度への疑念は濃厚であった。

清家氏は区議時代から羽田新ルート問題をたびたび取り上げてきたが、その発言は「固定化回避の検討加速を是非、強く進めていただくようお願いいたします」といった、国への丁寧なお願いの域を出るものではなかった。そして区長になった今も、その及び腰の姿勢は何ら変わっていない。

「固定化回避の早期実現に向けた、さらなる具体的な要請を行ってまいります」。この答弁は、前任の武井区長が役人の作文を棒読みしていた姿と何ら変わるところがない。区民の先頭に立つという議員の問いかけに対し、区長から返ってきたのは相変わらずの官僚答弁である。海上ルートの活用推進について具体的にどう動くのか、RNP-AR搭載の要請をいつまでにどのように行うのか、そうした踏み込んだ答えは一切ない。

選挙で掲げた政策を、自らの言葉で、自らの決意として語ることができない。この姿勢は、区民への約束を軽んじていると言わざるを得ない。「積極果敢に活動すべき」という議員の指摘に対し、具体性を欠いた官僚答弁で逃げる区長の態度は、誠実さの欠如そのものである。

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