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羽田新ルート|「都及び関係区市連絡会」(令和7年度 第2回分科会)、またもや密かに開催されていた

「羽田空港の機能強化に関する都及び関係区市連絡会」の「令和7年度 第2回分科会」が25年9月16日に開催されていたことをご存じだろうか。

※初投稿25年10月17日(追記25年12月2日)


もくじ

都及び関係区市連絡会、今回もコッソリ開催されていた

今回も、実にひっそりと、誰にも気づかれないように行われていた。

東京都都市整備局の「羽田空港の更なる機能強化について」のページの「更新日」が「2025年10月16日」に変っていた。

どこが変わったのかと、目を皿のようにしてチェックしていくと、都市整備局の読みづらい「トピックス」に「都及び関係区市連絡会 第2回分科会」が追記されたことに気づく(次図)。

しかし、毎度のことであるが、この「トピックス」には掲載日が明記されていない。そのため、定期的に監視していない限り、何が新しく追加されたのか判別がつかない仕様となっている。

しかも、都の新着情報一覧にも、都市整備局の新着情報にもこの件は掲載されていない。つまり、普通に暮らしている都民がこの情報にたどり着くことはまず不可能だ。

……いや、それこそが「目的」なのかもしれない。

羽田空港の更なる機能強化について

リンク先を開くと、「議事の要旨」のほかに、「各区の意見等」(PDF形式)が掲載されている。

会議の概要
  • 会議名 令和7年度羽田空港の機能強化に関する都及び関係区市連絡会 分科会(第2回)
  • 開催日 令和7年9月16日(火曜日)
  • 出席状況
    • 東京都、港区、新宿区、江東区、品川区、目黒区、大田区、渋谷区、中野区、豊島区、北区、板橋区、練馬区、江戸川区、国土交通省
  • 議事の要旨
    *国土交通省より、騒音測定結果や部品欠落報告等についての説明

【各区市の意見等】(PDF形式)

  • 国への問い合わせ状況の騒音・落下物に対する懸念について、国が実施している騒音、安全対策を知らない方からの問合せが多いか、もしくは実施中の対策を把握した上で、問い合わせされている方が多いか。

    • ⇒国に寄せられる内容は、騒音等の対策についてよくご存知の方からの問い合わせが多い状況と認識している。

  • 6月23日に発生したハワイアン航空の緊急着陸について、ここ最近、緊急着陸による時間外の新飛行経路を使用した着陸が数件発生している。経路下にお住いの方等から緊急着陸の理由に関して、事案の直後に問合せいただく状況であり、可及的速やかに事案の概要について情報提供をお願いしたい。

    • ⇒緊急的に都心上空経路を使用する事案が発生した場合、関係者に速やかに情報提供を行うとともに、ホームページにも事案が発生したことを掲載している。引き続き、丁寧な説明を続けていきたい。

  • 丁寧な情報提供を今後も引き続きよろしくお願いする。一点要望があり、本年7月31日に区長が国土交通大臣を訪問し、大臣宛に固定化回避検討会の早期開催と区民負担軽減につながる具体的な方策の提示とその実施を早期に行うことを求めた。その際に、海上ルートの実現に資する方策についても早期の提示と実施を求めた。この場においても改めて早期の提示と実施を求める。

    • ⇒次回の固定化回避検討会は本年中の開催を目指して鋭意準備を進めている。具体的には、JAXA(宇宙航空研究開発機構)、航空機メーカー等の協力を得ながら、航空機騒音の更なる騒音負担軽減及び海上ルートの実現に向けて検討を進めている。引き続き、地域の皆様の負担軽減に取り組んでいく。

【会議資料】

公開された「会議資料」(次図)は、「(資料6-2)都に寄せられた意見について」以外は、国交省が「新飛行経路の定期運用報告(第32回)」として10月16日に公表した資料に含まれている。

国交省は9月16日に都及び関係区市連絡会で関係自治体に、羽田新ルートの運用状況を報告し、1か月を経て10月16日に、都と同じ日に関連資料を公表するという手順を踏んでいたことが分かる

会議資料

都民の怒りの矛先は都ではなく、国に向かっている!?

国交省の配布資料(10月16日公表)に無かったのは、「(資料6-2)都に寄せられた意見について」。25年5月1日から6月30日までの問合せ件数(速報値)が掲載されている。2か月で71件。

国や国が委託しているコールセンターに寄せされた件数と比較すると、都に寄せられた件数がいかに少ないかがよく分かる(次図)。

都民の怒りの矛先は東京都ではなく、国に向かっているのか。あるいは都民は東京都に羽田新ルートに係る対応を期待していないのか……。

羽田新ルートに関して寄せられた意見の件数

「都及び関係区市連絡会」開催実績

羽田空港の機能強化に関する都及び関係区市連絡会の開催実績を次図に示す。

「羽田空港の機能強化に関する都及び関係区市連絡会」 開催状況

【追記】開示請求で「出欠表(予定)」「議事概要」

※追記25年12月2日

10月16日に公開された「議事の要旨」「各区市の意見等」では、区の出席者が不明だし、どの区が発言したのかも分からない。

東京都に開示請求していた文書(出欠表(予定)議事概要)を入手したので、以下ひも解く。

13区のうち代理を立てたのは7区(港・品川・大田・目黒・中野・板橋・練馬)

東京都はいつも出席している都市整備局理事が欠席!
羽田新ルートが通過する13区のうち、代理を立てたのは7つの区(次図)。
港・品川・大田区は課長が代理出席、目黒・中野・板橋・練馬区は係長が代理出席。羽田新ルート問題への力の入れようがよく分かる。

出欠表(予定)

公開文書と開示文書、完全に一致!

10月16日に公開された文書(以下、「公開文書」)と今回開示された文書(以下、「開示文書」を比較すると、公開文書で発言していた3人は、順に東京都、港区、品川区であったことが確認できる。

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