港区議会「25年第2回定例会」本会議の一般質問(6月26日)で、羽田新ルートに関して、福島宏子議員(共産)の質疑応答があった。
議会中継(録画)をもとに、全文テキスト化(約500文字)しておいた。
※時間のない方は「質疑応答のポイント」と「雑感」をお読みいただければと。
福島宏子議員(共産)

福島宏子議員(共産党、区議1期、聖徳学園保育士専門学校卒、保育士、58歳)
福島:羽田新ルートは直ちに運用中止
羽田新ルート運用中止について、国交省への要請を強めることについてです。
2024年12月に2年4か月ぶりに開催された固定化回避検討会で、RNP-AR方式の採用による見直しを検討するとしています。
検討会の事務局は、「市街地上空を飛行せざるを得ない」と説明しています。
また、「RNP-AR方式に対応する機材の対応策も不十分だ」とも言っています。これでは固定化回避ではなく、固定化のための検討会です。
区長はこれまでも、「固定化回避海上ルートに戻すこと」「地方空港の有効利用」などを求めてきました。騒音、落下物・墜落の危険、環境汚染等々、住民にこれ以上の負担を押し付けるべきではありません。
12日インドで墜落した旅客機は、直前の9日から10日に羽田とインドを往復していました。市街地への墜落で大きな犠牲が出ており他人事ではありません。
羽田新ルートは直ちに運用中止して、地元の声として「海から入って海へ出る」原則に戻すよう改めて国に要請すること、答弁を求めます。
区長:新飛行経路の固定化回避に向けた検討を加速するように強く求めてまいります

清家愛 港区長(1期、元区議4期、青学卒、元産経新聞社会部記者、50歳)
次に、羽田空港新飛行経路の運用中止の国土交通省への要請を強めることについてのお尋ねです。
区民の方々の不安、思い、ご意見は区長として認識をしております。
海上ルートの活用は私も解決策の一つと考えております。
引き続き区民の生活を守る立場から、国に対し海上ルートの活用を含め、新飛行経路の固定化回避に向けた検討を加速するように強く求めてまいります。
雑感(繰り返されるコピペ答弁)
清家区長の選挙公約は、「羽田空港新ルート固定化回避」の早期実現!だった。官僚が編み出した「固定化回避」を掲げた段階ですでに怪しかった。
清家氏は区議時代から羽田新ルート問題をたびたび取り上げていたが、「(固定化回避の検討加速)是非、強く進めていただくようお願いいたします」といった、発言にとどまっていた(羽田新ルートに係る区議会での過去発言)。
その構図は、区長になっても変わらない。6月26日の港区議会でも、「固定化回避に向けた検討を加速するよう強く国に求める」と、前回と寸分違わぬ“コピペ答弁”を繰り返した。
それでもなお、「固定化回避に向けた検討を加速せよ」と繰り返す清家区長の姿勢は、誠実さを欠いている。もはや言葉遊びの域である。
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