不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

首都圏を中心に、マンション選びのためのお役立ち情報を提供しています

羽田新ルート|新宿区議会「24年第3回定例会」決算特別委員会(環境清掃費質疑)

新宿区議会「24年第3回定例会」決算特別委員会(環境清掃費質疑)(10月2日開催)で、羽田新ルートに関して、川村のりあき 議員(共産)の質疑応答があった。

議会中継(録画)をもとに、テキスト化(約3,600文字)しておいた。

※以下長文なので、時間のない方は「質疑応答のポイント」と最後の「雑感」をお読みいただければと。


質疑応答のポイント

※答弁は環境対策課長


川村のりあき 議員(共産)

川村のりあき 議員(共産)

川村のりあき議員(共産党、区議6期、早大第2文学部卒、53歳)

川村:固定化回避検討会、どのような状況?

川村です。私の方は、羽田新ルートのことについて伺いたいと思います。
いわゆる固定化回避検討会ということがされてから、本来であれば2023年の秋までに第6回検討会を行って方向性を出すということでした。

現実にはどのような状況になって、また区なり特別区なりどのような働きかけを行っているか、伺いたいと思います。

課長:いつを目処にというようなお話は現時点ではございません

環境対策課長
(環境対策課長)

まず検討会の進捗についてでございますが、先ほど委員の方からもありました通り、昨年の夏ないし秋頃を目処にということでお話がございました。それが、さらに安全性確保のためにデータを積み重ねる必要があるということで、延期になっております。


正式に国の方からいつを目処にというようなお話は現時点ではございません。
我々としましても、固定化回避の第1段階がこの検討会の取りまとめであるということを聞き及んでおりますので、一日も早い検討会の、最後になるのかあれですけども、とりまとめに向けた検討会の実施というのを行っていただきたいというふうに考えております。


区としては様々な会議がある前に、国の方からデータの説明等を受けております。その際には今申し上げたことも含めて、騒音の軽減ですとか、それから部品欠落への対応ですね、そういったことを求めているところでございます。

川村:直近ではどのような会議、要望をどのように?

様々な会議ということもありましたけれども、直近ではどのような会議があって、先ほど仰ったような要望をどのようになさったのかということをお伺いしたいのが1点。


また、この間、区のホームページにも丁寧にサイトの案内がありまして、直近の騒音の状況なども拝見させていただきましたけれども、特に中型機は想定以上の騒音が出ているというような状況もありますけれども、そういった状況も踏まえて、住民の皆様からの要望、ご意見などがあれば、お伺いしたいと思います。

課長:騒音の出ないものにするよう各航空会社に対して働きかけ

9月2日に、本年度の「羽田空港の機能強化に関する都及び関係区市連絡会 分科会」がございました。当日、会場のほうには行かなかったんですけれども、リモートで私ども参加してございます。その前段で私どものほうに先ほど申し上げたような説明が国からありましたので、先ほど申し上げたようなことをご要望としてお伝えしたとことでございます。


この会議、分科会におきましては、各区から1月の事故対策、それと先ほど来お話になってます検討会の早期開催というようなところを求められた状況でございます。


新宿区におきます落合小学校の上での測定によって、中型機が当初の見込みよりも大きな騒音を出していることに関してなんですが、従前より説明がありました、高揚力発生装置を展開することによる操作音や、そこで機体を安定させるためにエンジンの出力を上げるといったような、当初見込んでいなかった音が出ているということで説明を受けておりますんで、私どもとしては、そうゆった操作について変え得るものかどうかとうことに加えて、機体自体を新しいものにして、より騒音の出ないものにするよう各航空会社に対して働きかけるように申し入れました。


そうしたところ国としても、そういった国内外の航空会社に対して新型機の導入を進めて、騒音をより小さなものにしていくよう努めていくことを求めているというようなお返事がございましたので、それを早急に実現できるよう、さらに取り組みを継続してほしいということを申し入れているところでございます。

川村:住民の皆さんとのご要望あるいはご意見?

区側のほうからはそのような申し入れをしていただいたとのことで、騒音対策という意味では大事なことかというふうに思っております。


この間、住民の、羽田新ルートの騒音・危険性の問題について取り組んでいるそういった住民団体の皆さまもいらっしゃるかと思いますが、そうした方々含めて、住民の皆さんとのご要望あるいはご意見を伺っているところがあればお伺いしたいと思います。

課長:他区お住まいの方「航空機の間隔がもっと詰められるはずだ」

様々なご要望ということで言うならば、数件ということで、騒音対策ですとかそういったお話が電話等によって寄せられております。


それから、今ご指摘のありました住民の方というか、実際には他区のお住まいの方ですけれども、その方と面談した際にも新しい管制方法等があるので、それによって航空機の間隔がもっと詰められるはずだと。そして海を、海上を通っても一定数は着陸の回数を増やすことはできるのではないかというのを実数字を、国から得た実数字をお示しになりながら仰ってました。


そういったことにつきましては、私どもとして知り合える範囲で今申し上げたようなことをお答えするとともに、国に対して、そういった、その方も含めてですけれども、区民、それから、新しいルート下からの各区の住民の方に分かりやすくお伝えしていただくようお願いをしているところでございます。

川村:(部品欠落)危険性ということについてはどのような認識?

そうですね。国が示した数字の中からそういった従来の海上ルートで運用できるんではないかということも明らかになってきているということはあると思います。


騒音対策ということで、区の方から国交省に対して要望ということもしていただいているということですが、やはり、もう1つ大きな問題は、部品の欠落ですとかそういったものの落下物の危険性ということだと思います。

実際、私どもの宮本徹衆議院議員が、質問主意書ということで国会で答弁書いただいたところ、羽田の到着便から4年間で部品の欠落は1798件もあるということも明らかになりました。

内訳は細かく申し上げませんけれども、毎年400件前後の部品欠落があるということで言いますと、非常に、都心上空を飛行していくということが重大事故につながりかねないということもこういうことで明らかになると思いますけれども、その危険性ということについてはどのような認識を持たれてるでしょうか。

課長:危険性というのがゼロにはならない

まず前段の、羽田空港での部品欠落の件数というものが今回ご質問に応じて答えられたというところで、私ども従前からそれについては、お示しをいただきたいということを(国交省に)申し上げていました。

それが、ああいう形でご答弁、お話になるということで、ちょっと私どもとしても、なぜに今なのかと、我々通してないのかというところではご疑念を示しております。


翻って安全性についてでございますが、従前より様々お話をしている国の対策、例えばパッケージの話ですとか、それから抜き打ちとでも言えばいいんでしょうか、中に入って検査をするですとか、そういったことを国はやっているというふうに申しておりますので、危険性というのがゼロにはならないということは、それはもう一定理解はしております。


はい。そういったものについては、しっかりとお示しをする方が、ことが重要であるというふうに考えております。

なお、私どもの方に来ている、どういったものが落ちているのかということにつきましては、ほとんどが10g以下のものと。4分の3は、10g以下のボルト、リベット、それからシールの類ですね。そういったものであるというふうに聞いているところでございます。

グラム数が小さいからといって危険性がないわけでは決してないですけど、そういった実情っていうんですかね、状況って言うんですかね、そういったものをきちんと示すことこそ信頼を得ることだというふうに私どもも考えておりますので、そこは国に対しても改めて強く申し入れを、申し出ていきたいと思っております。

川村:港区も品川区も区長が要請書、把握?

是非、そこ強く国に対して要望してもらいたいと思います。

本当に、伊丹の事故でありませんけれども、小さいものが落ちているということだから、軽視できないということはもう大きな事故でも明らかだと思いますので、是非そういった立場で取り組んでいきたいと思いますが。


最後、お伺いしたいというところでは、この間の港区も品川区も区長が要請書ということで、羽田新ルートの問題で要望をしておりますけれども、そういった状況について把握はされてるでしょうか。

課長:把握している

それぞれの区から情報収集はしておりまして、内容についても把握しているところでございます。

川村:(要請書を)区長も是非申し入れしていただきたい

品川については、昨年度、住民の方にアンケートも取ってということで、それぞれ港区も品川区も区長が、内容も把握されているということですけれども、説明会の問題始め、要望をされてると。事故の再発防止も含め、当然そうですけども。


そういった立場で、区長も是非申し入れしていただきたいと思いますが、その点、質問しまして、お答えいただいたら終わりたいと思います。

課長:改めて区長の方から文書等で要請というのはいたしません

先ほど来申し上げているように、区では様々な説明会、会議の前に、区としての要望をお伝えしているところでございます。

また、議会からは、すでに令和4年ですけれども、要望書というのを上げていただいているというような状況でございます。改めて区長の方から文書等で要請というのはいたしませんが、これからもしっかりと私ども、区民の皆様方からのご要望というのは、国の方に伝えていきたいというふうに考えております。

雑感

羽田新ルート問題をよく勉強されている川村のりあき 議員(共産)と実態を熟知している担当課長との質疑応答。

決算特別委員会という1問1答の舞台で、12分超に及ぶ質疑応答のレベルは比較的深かった 。ただ、残念ながら新たな情報は特になし。

あわせて読みたい

2025年6月1日、このブログ開設から21周年を迎えました (^_^)/
Copyright(C)マンション・チラシの定点観測. All rights reserved.