東京都は2012年以降、羽田空港機能強化に関する調査を実施していて、これまでに2.5億円投じてきたことが確認されている。都は具体的にはどのようなことを調査しているのか?
情報開示請求によって、21~23年度の調査報告書(全9件)を入手した。全ての調査項目が羽田新ルートに係るわけではないが、これまで知られていなかった情報が含まれているようだ(下記の朱書き部分)。
情報量が多いので、本日は各調査の目的と報告書の目次を整理するにとどめた。
※今回開示文書された文書は、ファイルサイズが大きいので、noteにアップロード。
- 開示請求~文書入手に至る経緯
- 21年度(シオ政策経営研究所)
- 21年度(国際航空写真)
- 21年度(パシフィツクコンサルタンツ)
- 22年度(国際航空写真)
- 22年度(シオ政策経営研究所)
- 22年度(パシフィツクコンサルタンツ)
- 23年度(エスアイ総合研究所)
- 23年度(CTIウイング)
- 23年度(社会システム)
開示請求~文書入手に至る経緯
都議会「24年第1回定例会」予算特別委員会(総括質疑 3月14日)で、「羽田新飛行ルートについて」藤田りょうこ議員(共産、大田区選出)の質疑応答があった。
藤田議員の質問により、東京都は2012年以降、羽田空港機能強化に関する調査を実施していて、これまでに2.5億円投じてきたことが確認された。
- 2018年度「羽田空港の機能強化に関する都民への情報提供」
- 2019年度「さらなる機能強化のあり方検討」
- 2020年度「羽田空港の空港容量に関する検討」
- 2022年度「羽田空港の機能強化に伴うメリットの抽出と整理」
2.5億円の内訳につき、都知事宛に開示請求したところ、年度別の金額が明らかになった(次図)。
「都議会「予算特別委員会」藤田議員(共産、大田区選出)24年3月14日」より
東京都はこのように血税を費やして長年、羽田新ルート関係の調査を実施しているのだが、これまでそのことは知られていなかった。
では、具体的にはどのようなことを調査しているのか?
都知事宛に4月23日、「平成24年度から令和5年度までの、羽田空港の機能強化に関する調査委託件名及び金額内訳」のうち「平成30年度から令和5年度の、調査委託仕様書及び成果報告書(参考資料等を含む)」を開示請求してみた。
すると、「開示決定等期間延長通知書」を経て、最終的に7月25日に次の文書を収めたCDRが郵送されてきた。
※18年度~20年度の仕様書・報告書は処分されたので不開示。
- 仕様書:21年度~23年度
- 報告書「東京における航空機能に関する調査」
- 21年度(シオ政策経営研究所)
- 21年度(国際航空写真)
- 21年度(パシフィツクコンサルタンツ)
- 22年度(国際航空写真)
- 22年度(シオ政策経営研究所)
- 22年度(パシフィツクコンサルタンツ)
- 23年度(エスアイ総合研究所)
- 23年度(CTIウイング)
- 23年度(社会システム)
※( )内は、委託先を示す。
今回入手した9つの報告書の目次をOCRしたので、各調査目的と合わせて以下に整理する。
21年度(シオ政策経営研究所)
(調査目的)
本委託は、東京2020オリンピック・パラリンピック(以下「東京2020大会」という。)等の国際的なイベントにおける国賓機やビジネス航空等の受入れ実態を把握するとともに、更なる機能強化における施設整備のあり方を検討することを目的とする。
また、空港の発着枠は。空港施設の容量に制約されるとともに、空域の狭さや航空路の複雑さもその一因とされており、空域再編が羽田空港の更なる機能強化に与える可能性について検討することを目的とする。
- 1.業務概要
- (1)業務件名
- (2)業務概要
- (3)履行期間
- (4)調査仕様
- 2.ビジネス航空に関する調査
- 2-1 東京2020大会時の受入実態調査
- (1)コロナ禍における外国人・外国機に関する基本情報の整理
- (2)東京2020大会時の受入計画の整理
- (3)オリパラ関連機の運航実績
- (4)対象空港での受入実態の把握(関係者ヒアリング)
- (5)東京2020大会時の受入れ実態を踏まえた問題点、課題の整理
- 2-2 東京2020大会後の運航支援体制、施設機能の検討
- (1)運航支援施設に対するニーズの調査
- (2)国内外の運航支援施設の事例整理
- (3)運航支援施設への視察(ヒアリング)
- (4)事例視察からみた羽田空港における施設整備のポイン卜
- 2-3 羽田空港におけるFBO施設機能の検討
- (1)検討対象地の概要
- (2)計画条件の検討
- (3)施設イメージの検討
- 2-1 東京2020大会時の受入実態調査
- 3.空域や航空路の再編に関する調査
- 3-1 首都圏空域や航空路の現状と課題の整理
- (1)首都圈空域や航空路に関する基本的事項
- (2)学識経験者等へのヒアリング
- (3)空域再編が更なる機能強化に寄与する可能性の整理
- 3-1 首都圏空域や航空路の現状と課題の整理
- 4.ビジネス航空に関する統計データの収集
- 4-1 世界各国の保有機数データの整理
- (1)登録機数
- (2)世界及び地域別の登録機数の推移
- 4-2 羽田空港における発着回数、駐機状況等の整理
- (1)発着回数
- (2)駐機状況
- (3)運航不成立の状況
- 4-1 世界各国の保有機数データの整理
- 5.説明資料の作成
- 5-1 ビジネス航空に関する調査
- 5-2 空域や航空路の再編に関する調査
21年度(国際航空写真)
(調査目的)
本調査は、横田基地の軍民共用化及び横田空域の返還に向けた検討に必要になると予想される事項について調査検討を行い、基礎的な資料を作成するものである。
- 第1章. 調査の概要
- 1.1 調査名称
- 1.2 調査目的
- 1.3 調査項目
- 第2章. 横田基地の離着陸実態調査
- 2.1 調査の概要
- 2.1.1 観測期間および観測時間帯
- 2.1.2 観測地点
- 2.1.3 観測内容
- 2.1.4 観測方法
- 2.1.5 観測体制
- 2.1.6 観測データの整理
- 2.2 調査結果
- 2.2.1 調査結果の概要
- 2.2.2 飛行目的
- 2.2.3 主な機種
- 2.2.4 離着陸状況
- 2.2.5 飛行コース及び飛行パターン
- 2.2.6 特殊訓練について
- 2.2.7 日別飛行実態
- 2.2.8 所属別飛行実態
- 2.3 過年度調査結果と今年度調査結果の比較
- 2.3.1 令和2年度調査との比較
- 2.3.2 令和元年度調査との比較
- 2.3.3 過年度実態調査との経年比較
- 2.4 観測機種
- 2.4.1 横田基地所属機(第 374 空輸航空団)
- 2.4.2 その他の飛来機
- 2.4.3 その他の飛来機(米国の民間機)
- 2.4.4 その他の飛来機(自衛隊機等)
- 2.5 騒音観測結果との比較
- 2.5.1 航空機騒音調査(東京都)と離着陸実態調査の比較
- 2.1 調査の概要
- 参考資料 調査結果データ
- 観測地点の写真
- 調査結果記録集計表
- 調査結果記録表
- 第3章. 説明資料の作成
21年度(パシフィツクコンサルタンツ)
(調査目的)
令和2年3月29日から新飛行経路の運用が開始され、羽田空港においては、今後国際線の更なる増便が既に決定されている。また、将来的に世界的な航空需要、特にアジアにおける需要の伸びが著しいことが航空分野の国際機関によって予測されており、その需要を受け入れるために、羽田空港の更なる機能強化を検討する必要がある。
本業務では、羽田空港における既存施設の機能や周辺敷地の利用状況に関する調査を行い、近年の航空業界の取り組み等を踏まえて現況及び将来の空港施設の配置に関する課題等について取りまとめるものである。
- 1 業務概要
- 1.1 業務目的
- 1.2 業務内容
- 1.3 フローチャート
- 1.4 調査実施時期
- 1.5 発注者/受注者
- 2 羽田空港の既存施設や敷地等に係る調査
- 2.1 羽田空港の既存施設に関する調査
- 2.1.1 既存施設の機能や老朽化の状況等の整理
- 2.1.2 羽田空港内及び周辺の施設に関する調査
- 2.1.3 航空業界における脱炭素化に関する近年の動向や取組みの整理
- 2.1.4 航空物流に関する近年の動向や取組みの整理
- 2.1.5 航空需要の見通しの整理
- 2.2 配置面での課題等を整理
- 2.2.1 羽田空港の現状と機能強化にあたっての制約条件
- 2.2.2 羽田空港に求められる役割・機能
- 2.2.3 羽田空港に求められる役割・機能を強化するにあたっての課題
- 2.1 羽田空港の既存施設に関する調査
- 3 羽田空港駐車場における案内誘導の調査
- 3.1 現地調査の実施
- 3.1.1 調査箇所と項目
- 3.1.2 調査結果
- 3.2 案内表示マップの作成
- 3.3 ドライバー目線での分かりやすさ
- 3.1 現地調査の実施
22年度(国際航空写真)
(調査目的)
本調査は、横田基地の軍民共用化及び横田空域の返還に向けた検討に必要になると予想される事項について調査検討を行い、基礎的な資料を作成するものである。
- 第1章. 調査の概要
- 1.1 調査名称
- 1.2 調査目的
- 1.3 調査項目
- 第2章. 横田基地の離着陸実態調査
- 2.1 調査の概要
- 2.1.1 観測期間及び観測時間帯
- 2.1.2 観測地点
- 2.1.3 観測内容
- 2.1.4 観測方法
- 2.1.5 観測体制
- 2.1.6 観測データの整理
- 2.2 調査結果
- 2.2.1 調査結果の概要
- 2.2.2 飛行目的
- 2.2.3 主な機種
- 2.2.4 離着陸状況
- 2.2.5 飛行コース及び飛行パターン
- 2.2.6 特殊訓練について
- 2.2.7 日別飛行実態
- 2.2.8 所属別飛行実態
- 2.3 過年度調査結果と今年度調査結果の比較
- 2.3.1 令和 3 年度調査との比較
- 2.3.2 令和 2 年度調査との比較
- 2.3.3 過年度実態調査との経年比較
- 2.4 観測機種
- 2.4.1 横田基地所属機(第 374 空輸航空団)
- 2.4.2 その他の飛来機
- 2.4.3 その他の飛来機(米国の民間機)
- 2.4.4 その他の飛来機(自衛隊機等)
- 2.5 騒音観測結果との比較
- 2.5.1 航空機騒音調査(東京都)と離着陸実態調査の比較
- 2.1 調査の概要
- 参考資料 調査結果データ
- 観測地点の写真
- 調査結果記録集計表
- 調査結果記録表
- 第3章. 説明資料の作成
22年度(シオ政策経営研究所)
(調査目的)
本委託は、首都圏におけるビジネス航空の受入体制の更なる強化を図ることを目指し、今後のビジネス航空需要を予測するとともに、カーボンニュートラルに対応した施設整備を検討及び都心アクセスに関する現状の把握をすることを目的とする。
また、官民で進められている将来の航空交通システムの情報を整理し、横田空域の返還の検討に活用できるか分析して取りまとめることを目的とする。
- 1.業務概要
- (1) 業務件名
- (2) 業務概要
- (3) 履行期間
- (4) 調査仕様
- 2. ビジネス航空に関する調査
- 2-1 羽田空港におけるビジネス航空の需要検討及び考察
- (1) コロナ禍における航空需要の変化
- (2) 航空需要予測に関する既存文献等の整理
- (3) コロナ禍をふまえた今後のビジネス航空需要の推計
- (4) 羽田空港における対応策の考察
- 2-2 海外におけるビジネス航空関連施設の実態調査
- (1) 海外のビジネス航空関連施設に関する既存文献等の整理
- (2) 関係者へのヒアリングの実施
- (3) 海外施設と羽田空港施設の比較表の作成
- 2-3 カーボンニュートラルへの対応調査・検討
- (1) 我が国の空港のカーボンニュートラルの取組
- (2) 海外空港におけるカーボンニュートラルの取組事例
- (3) ビジネス航空関係団体の取り組み
- (4) 羽田空港のFBO施設に関する整備条件の整理
- 2-4 都心アクセスに関する調査
- (1) 都内におけるヘリポートの運用状況の整理
- (2) ビジネス航空利用者のヘリコプター利用に関する課題と展望の整理
- 2-1 羽田空港におけるビジネス航空の需要検討及び考察
- 3. 首都圏空域に関する調査
- (1) 「将来の航空交通システムに関する長期ビジョン」の施策等の整理
- (2) 首都圏空域の効率的な運用に資する施策の概要
- (3) 横田空域の概要と CARATS 施策に関する留意事項
- 4. ビジネス航空に関する統計データの収集
- 4-1 世界各国の保有機数データの整理
- (1) 登録機数
- (2) 世界及び地域別の登録機数の推移
- 4-2 羽田空港における発着回数、 駐機状況等の整理
- (1) 発着回数
- (2) 駐機状況
- (3) 運航不成立の状況
- 4-1 世界各国の保有機数データの整理
- 5.概要説明資料の作成
22年度(パシフィツクコンサルタンツ)
(調査目的)
令和元年8月、国は令和2年3月29日から新飛行経路の運用を開始し、羽田空港において国際線を増便することを決定した。東京都においても、国際競争力強化等の観点から羽田空港の機能強化と国際化は重要と認識し、その実現に向けて国に協力し推進してさた。
一方、将来的に世界的な航空需要、特にアジアにおける需要の伸びが著しいことが航空分野の国際機関によって予測されており、令和2年の国際線増便はもとより、それ以降の更なる機能強化を検討することも必要であることから、東京都としても令和元年度から調査を行っている。
本業務では、過年度の調査等を踏まえ、羽田空港等における航空物流の課題整理や羽田空港の機能強化に伴うメリットの抽出などを行い、羽田空港の更なる機能強化に資する調査分析を行う。
- 1 業務概要
- 1.1 業務目的
- 1.2 業務内容
- 1.3 フローチャート
- 1.4 調査実施時期
- 1.5 発注者/受注者
- 2 航空物流の課題整理
- 2.1 航空物流の課題整理
- 2.1.1 航空物流の目標
- 2.1.2 ヒアリングの実施
- 2.2 羽田空港と成田空港の比較整理
- 2.2.1 航空貨物の動向
- 2.2.2 国際航空貨物の動向
- 2.3 調布飛行場と島しょ間のデータ整理
- 2.3.1 路線整理
- 2.3.2 貨物取扱量の推移
- 2.3.3 取扱品目の整理
- 2.4 国際航空物流の在り方と対応策の検討
- 2.1 航空物流の課題整理
- 3 羽田空港の機能強化に伴うメリットの抽出と整理
- 3.1 羽田空港の機能強化の効果の整理
- 3.1.1 各種機能強化に伴うメリットの提示事例
- 3.1.2 効果の推計方法の整理
- 3.1.3 効果の推計
- 3.1.4 効果のまとめ
- 3.2 施設面の課題と対応方針の考察
- 3.2.1 予定される機能強化の概要
- 3.2.2 課題と対応方針
- 3.1 羽田空港の機能強化の効果の整理
- 4 羽田空港のハブ化に向けた機能強化の調査・分析と提案
- 4.1 国際競争力強化に向けた戦略
- 4.1.1 「未来の東京」戦略
- 4.2 海外ハブ空港との比較
- 4.2.1 運航情報
- 4.2.2 施設情報
- 4.2.3 空港アクセス
- 4.2.4 ロードマップ作成
- 4.3 首都圏周辺空港のハブ空港としての運用可能性の検討
- 4.1 国際競争力強化に向けた戦略
- 5 羽田空港駐車場における案内誘導の調査
- 5.1 駐車場の利用状況データの整理
- 5.1.1 各駐車場の混雑率
- 5.1.2 駐車場の平均利用時間と利用時間毎の利用者割合の整理
- 5.1.3 月別の利用状況の整理
- 5.1.4 任意期間 (お盆、シルバーウィーク) の利用状況の整理
- 5.1.5 臨時駐車場の稼働実績
- 5.2 案内誘導に関する課題の抽出
- 5.2.1 門型式の標識のわかりにくさが指摘されていた場所の状況
- 5.2.2 路面標示のわかりにくさが指摘されていた場所
- 5.2.3 駐車場案内標示のわかりにくさが指摘されていた場所
- 5.2.4 案内看板のわかりにくさが指摘されていた場所
- 5.2.5 (参考) 昨年度調査後に実施された改善策
- 5.3 関係者へのヒアリング調査
- 5.3.1 バス Aへのヒアリング結果
- 5.3.2 バス事業者 B
- 5.3.3 駐車場事業者 C
- 5.3.4 駐車場事業者 D
- 5.4 課題の抽出
- 5.5 改善案の提案
- 5.5.1 地点 A-1
- 5.5.2 地点 A-2、 地点 A-3
- 5.5.3 地点 A-4
- 5.5.4 地点 B
- 5.5.5 地点 C-1
- 5.5.6 地点 D
- 5.5.7. P4 入口付近の合流部
- 5.5.8 T3 構内道路の門型式標識
- 5.5.9 標識に記載される「第3」の色彩
- 5.1 駐車場の利用状況データの整理
23年度(エスアイ総合研究所)
(調査目的)
首都圏の増大する航空需要に対応し、より安全で効率的かつ騒音影響の少ない航空交通を確保していくためには、米軍が管理する横田空域を全面返還させ、首都圏の空域を再編成して、我が国が一体的に管制業務を行うことが不可欠であることから、東京都は、横田空域及び管制業務の早期全面返還の実現と、同空域の活用による首都圏空域の効率的な運用を国に働き掛けている。
本調査は、横田空域返還に伴う首都圏上空の航空機の容量変化の推計について考察を行い、横田空域返還のための基礎資料とすることを目的とする。
- 概要
- 1 調査の背景及び目的
- 2 調査委託の内容
- 2.1 空域の理解に繋がる知見の付与
- 2.2 横田空域における航空機容量の検討
- 2.3 調査・報告書の取り纏め方法
- 3 本報告書にかかるその他の情報
- 3.1 執筆用ソフトウェア
- 3.2 インターネット上の情報検索
- 3.3 生成 AIの利用
- 3.4 事実関係及び数値等の信憑性
- 3.5 記述の原則(略語・用語等)
- 3.6 記述の原則(数値・単位)
- 3.7 画像の利用
- 3.8 飛行のシミュレーション
- 序章
- 1 初めての航空用語
- 1.1 知っておくべき用語
- 1.2 知っておくべき単位
- 2 飛行経路・空域の理解
- 2.1 各種規程の存在意義
- 2.2 フライトフェーズの考え方
- 2.3 空の道 (飛行経路)
- 2.4 道幅や標識(航空管制)
- 2.5 安全間隔(管制間隔)
- 2.6 航空路等の安全性(空域設計)
- 2.7 安全性アセスメント
- 3 国際民間航空機関 (ICAO)
- 3.1 国際民間航空条約 (シカゴ条約)
- 3.2 Annex (附属書)
- 3.3 Document (文書)
- 3.4 その他の ICAO 文書
- 3.5 二国間合意文書
- 4 我が国の航空にかかる規程類
- 4.1 航空法
- 4.2 通達類
- 4.3 AIP (Aeronautical Information Publication)
- 4.4 運航者の規程
- 4.5 ATS (Air Traffic Service)
- 5 航空情報サービス
- 5.1 AIS Japan
- 5.2 航空安全情報示一夕ル
- 5.3 ASIMS システム
- 1 初めての航空用語
- (第一部 諸元の整理)
- 第1章 飛行方式 (航空機の運航)
- 1 飛行の方式
- 1.1 有視界気象状態(VMC)と計器気象状態(IMC)
- 1.2 有視界飛行方式(VFR)と計罷飛行方式(IFR)
- 1.3 特別な方式による航行 (RNAV)
- 2 飛行経路
- 2.1 飛行方式設定基準
- 2.2 飛行経路の設計
- 1 飛行の方式
- 第2章 航空交通管理(ATM)
- 1航空交通業務(ATS
- 1.1 航空交通管制(ATC)
- 1.2 警急業務
- 1.3 飛行情報業務
- 2 航空管制(ATC)
- 2.1 管制とは何か
- 2.2 航空路管制(ACC)
- 2.3 洋上嘗制(Oceanic)
- 3 管制方式基準
- 3.1 管制方式基準とは何か
- 3.2 管制間隔
- 3.3 管制方式の諸元・要件
- 3.4 後方乱気流管制方式
- 4 航空交通流管理(ATFM)
- 5 空域管理(ASM)
- 1航空交通業務(ATS
- 第3章 飛行検査
- 1 飛行経路の利用
- 1.1 実際の飛行経路が備えるべき要件
- 1.2 各種要件の確認手段
- 2 飛行検査
- 2.1 飛行検査とは何か
- 2.2 飛行検証
- 1 飛行経路の利用
- 第4章 空域
- 1 空城一般
- 2 法的側面から見た空域
- 2.1領空と FIR と SRR
- 2.2 管制区・管制圏・情報圏
- 2.3 クラス (A~E)
- 3 運用面から見た空域
- 3.1 管制圏・情報圏
- 3.2 進入管制空域
- 3.3 特別管制空域
- 3.4 低高度・高々度管制空域
- 3.5 特別な機能を有する区域
- 4 その他の空の区分
- 4.1 訓練・試験空域
- 4.2 飛行禁止区域・飛行制限区域
- 5 横田空域
- 5.1 日米地位協定
- 5.2 横田空域のいま
- (第二部 仮想飛行経路の設計)
- 第5章 首都圏空域と仮想飛行経路
- 1 首都圏空域の現況
- 1.1 首都圏空域の定義
- 1.2 首都圏空域の管制圏
- 1.3 首都圏空域の再編経緯
- 1.4 空港容量と空域容量
- 1.5 空域容量と仮想飛行経路
- 1.6 羽田空港の飛行経路
- 1.7 羽田空港の飛行経路の運用
- 1.8 羽田空港の運用実績
- 2 仮想の飛行経路設計
- 2.1 現実の飛行方式の設定
- 2.2 机上での設計方法
- 2.3 設計対象空港
- 2.4 考慮した要件
- 2.5 検証の方法
- 3 仮想の出発経路
- 3.1 不開示
- 3.2 不開示
- 3.3 不開示
- 3.4 不開示
- 4 仮想の到着経路
- 4.1 不開示
- 4.2 不開示
- 4.3 不開示
- 4.4 不開示
- 4.5 不開示
- 5. 仮想飛行経路の評価
- 5.1 経路短縮の検討
- 5.2 高度処理の検討
- 5.3 垂直間隔の検討
- 5.4 衝突防止装置 (TCAS)への対応
- 5.5 対地接近防止装置 (GPWS)への対応
- 6 仮想飛行経路の実現性
- 6.1 管制上の課題(困難さ)
- 6.2 運航上の課題(安全性)
- 6.3 騒音等にかかる行政上の課題
- 6.4 効率性・経済性
- 6.5 航空容量と評価手法
- 1 首都圏空域の現況
- (第三部 容量の推定と評価)
- 第6章 首都圏空域の評価
- 1. 首都圏空域における航空容量の推定と評価
- 1.1 航空容量の評価方法
- 1.2 管制間隔(出発・到着)に依る定量的評価
- 1.3 発着可能便数の変化による定量的評価
- 1.4 統計上の値を用いた相対的評価
- 2 仮想飛行経路の定量的評価
- 2.1 単位時間あたりの処理機数
- 2.2 羽田新飛行経路と仮想飛行経路
- 3 結論・総評
- 1. 首都圏空域における航空容量の推定と評価
- 附錄
- 1 用語集
- (1)eAIP GEN2.2 AIS 出版物に使用される略語(GEN2.2-1p)
- (2)飛行方式設定基準 第1編 定義、略語、及び計測単位
- (3)航空保安業務処理規程 第5 管制業務処理規程(管制方式基準)I総則 2定義
- 2 参考資料
- (1)pAIP : AD2 AERODROMES(RJTT - TOKYO international)抜粋
- (2)PAIP : AD2 AERODROMES (RJTY-YOKOTA)
- (3)ENRC1(東日本)・ENRC3(沖縄) - 別添
- (4)ENRC2(西日本)・ENRC4(全国:Fukuoka FIR) - 別添
- (5)羽田空港のこれから一飛行経路の見直しによる羽田空港の国際線増便について
- (6)羽田空港のこれから~ご質問にお答えします~FAQ冊子
- (7)飛行方式設定基準 第6編 航法精度を指定したRNAV(第1章 RNAV1)
- (8)飛行方式設定基準の改正について(飛行方式設定基準改正説明会資料)
- (9)飛行検査について
- 1 用語集
23年度(CTIウイング)
(調査目的)
本調査は、横田基地の軍民共用化及び横田空域の返還に向けた検討に必要になると予想される事項について調査検討を行い、基礎的な資料を作成するものである。
- 第1章. 調査の概要
- 1.1 調査名称
- 1.2 調査目的
- 1.3 調査項目
- 第2章. 横田基地の離着陸実態調査
- 2.1 調査の概要
- 2.1.1 観測期間及び観測時間帯
- 2.1.2 観測地点
- 2.1.3 観測内容
- 2.1.4 観測方法
- 2.1.5 観測体制
- 2.1.6 観測データの整理
- 2.2 調査結果
- 2.2.1 調査結果の概要
- 2.2.2 飛行目的
- 2.2.3 主な機種
- 2.2.4 離着陸状況
- 2.2.5 飛行コース及び飛行パターン
- 2.2.6 特殊訓練等について
- 2.2.7 日別飛行実態
- 2.2.8 所属別飛行実態
- 2.3 過年度調査結果と今年度調査結果の比較
- 2.3.1 令和4年度調査との比較
- 2.3.2 令和3年度調査との比較
- 2.3.3 過年度実態調査との経年比較
- 2.4 観測機種
- 2.4.1 横田基地所属機(第 374 空輸航空団)
- 2.4.2 その他の飛来機
- 2.4.3 その他の飛来機(米国の民間機)
- 2.4.4 その他の飛来機(自衛隊機等)
- 2.5 騒音観測結果との比較
- 2.5.1 航空機騒音調査(東京都)と離着陸実態調査の比較
- 2.1 調査の概要
- 参考資料 調査結果データ
- 観測地点の写真
- 調査結果記録集計表
- 調査結果記録表
- 第3章. 説明資料の作成
23年度(社会システム)
(調査目的)
本業務では、先般のコロナ禍等の状況を踏まえ、改めて羽田空港における航空需要予測を行い、東京都として国へ羽田空港の機能強化に資する提案をしていくための基礎資料とすることを目的とする。
- 1. 業務概要
- 1.1 業務の背景と目的
- 1.2 業務内容
- 2.コロナの影響分析
- 2.1 羽田空港の実績
- 2.2 国内線旅客関連
- 2.3 国際線旅客関連
- 2.4 将来航空需要予測におけるコロナの影響の考慮方法
- 3. 航空需要予測の実施
- 3.1 航空需要予測の方針
- 3.2 前提条件の設定
- 3.2.1 過年度の将来シナリオの前提
- 3.2.2 検討ケースの将来シナリオの前提
- 3.3 航空需要予測モデル
- 3.3.1 本業務における需要予測の枠組み
- 3.3.2 予測に用いるモデル全体方針
- 3.3.2 国内航空旅客モデル
- 3.3.3 国際航空旅客モデル
- 3.3.4 予測に用いた基礎データ
- 3.3.5 現況再現
- 3.4 航空需要予測結果
- 3.4.1 基本ケース
- 3.4.2 経済成長ケース
- 3.4.3 経済成長+その他ケース
- 3.4.4 経済成長 + 新規就航ケース
- 3.5 航空需要予測のまとめ
- (1)前提条件の設定・シナリオの検耐
- (2)予測モデル
- (3)予測結果
- 概要説明図
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各報告書をひも解いた記事 ※順次掲載