千葉県は7月12日、「羽田再拡張事業に関する県・市町村連絡協議会(定例会)の開催結果について」公表した。
都民にとって関心の高そうな意見が掲載されていたので、備忘録としてまとめておいた。
※同協議会の開催日22年7月12日。オンラインではなく、対面形式(県に確認済み)。
1 県からの主な説明事項
- 羽田空港の航空機騒音に関する県内の苦情発生状況
2 国土交通省からの主な説明事項
- (1)航空機騒音の現況について
- (2)羽田空港の運用状況について
- (3)飛行ルート下の騒音軽減策について
- (4)総合的なコミュニケーションについて
3 国土交通省に対する連絡協議会としての具体的な意見等
連絡協議会としての具体的な意見のなかに、都民にとって関心の高さそうな3件につき、以下抜粋する。
(羽田空港の運用状況について)
- 15時から19時までの間において3時間程度運用することとされている「南風時の新到着ルート」(都心上空ルート)について、可能な限り積極的に活用するよう引き続き取り組むこと。
(飛行ルート下の騒音軽減策について)
- (略)
- (略)
- 着陸機の交差の低減・解消、首都圏全体での飛行ルートの更なる分散化、更なる高度引上げなど、本県上空の飛行ルートの更なる騒音軽減策について、管制技術の進展や航空機の技術革新、航空機運用の現状分析なども踏まえ、あらゆる角度から検討し、早期実現に向けて取り組むこと。
- 東京都上空の新飛行ルートの固定化回避策の検討に当たっては、本県への騒音負担のしわ寄せがないようにすること。
「羽田再拡張事業に関する県・市町村連絡協議会」からは、千葉県民と都民の分断が進むような意見が出されたことが確認できる。
※同協議会は、千葉県と次の関係25市町から構成されている。
- 千葉市・市川市・船橋市・木更津市・松戸市・野田市・茂原市・佐倉市・習志野市・柏市・市原市・流山市・八千代市・我孫子市・鎌ケ谷市・君津市・富津市・浦安市・四街道市・袖ケ浦市・印西市・白井市・大網白里市・長柄町・長南町
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