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住宅着工統計(22年2月)|都内分譲マンション、コロナ第6波の影響なし!?

国土交通省は3月31日、「住宅着工統計(令和4年2月分)」を公表。

ざっくり言うと


22年2月の住宅着工動向について、次のように記されている。

新設住宅着工戸数は64,614戸

  • 前年同月比6.3%増、12か月連続の増加

分譲住宅は21,453戸(前年同月比23.3%増、先月の減少から再びの増加)

  • マンションは9,727戸(43.5%増、先月の減少から再びの増加

これだけでは、よく分からないので、いつものようにマンション関連のデータを中心に可視化してみよう

【全国分譲マンション】前年同月比43.5%増

2月は前年同月比43.5%増

「先月の減少から再びの増加」であることが確認できる(次図)。

分譲マンション着工戸数  前年同月比の増減推移(全国)

【首都圏分譲マンション】前年同月比91.1%増

三大都市圏別の分譲マンション着工戸数の推移を次図に示す。

分譲マンション着工戸数の推移 (三大都市圏別)

※黒色破線は、多項式(5次)の近似曲線。以下同じ。

上図は季節変動があるので分かりにくい。そこで首都圏について、前年同月比の増減を可視化したのが次のグラフ。このグラフであれば、季節変動の影響を排除できる。

首都圏では、前年同月比91.1%増

分譲マンション着工戸数 前年同月比の増減推移(首都圏)

【都内の分譲マンション】前年同月比105.8%増

1都3県の分譲マンション着工戸数の推移を次図に示す。

分譲マンション着工戸数の推移(首都圏)

上図も季節変動があるので分かりにくい。次のグラフであれば、季節変動の影響を排除できる。

都内の着工戸数は前年同月比105.8%増

分譲マンション着工戸数 前年同月比の増減推移(東京都)

 

各年2月の変化を可視化したのが次のグラフ。

コロナ第6波などなかったかのような増え方である。

分譲マンション着工戸数の推移(東京都)

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