江戸川区議会の「21年第3回定例会」決算特別委員会(10月5日)で、羽田新ルートに関して質疑応答があった。
録画放映をもとに、テキスト化(約6千600文字)しておいた。
※以下長文。時間のない方は「質疑応答のポイント」と最後の「雑感」をお読みいただければと。
※答弁は環境推進課長
- 伊藤ひとみ 議員(生活者ネット)
- 大橋美枝子 議員(共産)
- 大橋:苦情が増えたことを区はどう捉えているか?
- 課長:荒川ルートができたことによって、苦情も増えたというふうに認識
- 大橋:地域の方の要望を受け止めるべき
- 課長:ルートを元に戻してほしいというような要望をするつもりはございません
- 大橋:20年3月28日の成田空港の全日空のパネル脱落事故
- 課長:翌月曜日3月30日の10時過ぎ、国から事故の報告がメールで
- 大橋:技術的方策検討会、区はどんなふうに報告を受けてる?
- 課長:会議ごとに事前に連絡があり
- 大橋:現在都心の着陸ルート、東側に移る可能性も担当者は否定しなかった
- 課長:仮定の話に対して区が要請をできる立場ではない
- 大橋:(CO2削減)そういうことも含めて今後検討していく必要がある
- 滝沢泰子 議員(無所属)
- 雑感
伊藤ひとみ 議員(生活者ネット)
伊藤ひとみ議員(生活者ネットワーク、区議2期、埼玉大学経済短期大学部卒、58歳)
伊藤:荒川上空を飛ぶ離陸便の数はどの程度増えている?
羽田空港の新ルートについて伺います。羽田空港での新ルートが適用されて1年半が経ちました。
以前は南風の悪天候時の着陸便だけだった時と比較して、北風時に荒川上空を飛ぶ離陸便の数はどの程度増えているのでしょうか。
環境推進課長
課長:23,463便が江戸川区内上空を飛んでおります
荒川ルートが始まる前の年、令和元年度は着陸便だけで年間8,554便でございました。令和2年になりまして3月29日から荒川便が増えましたが、着陸便につきましては3,268と減っておりますが離陸便は20,195、合わせて23,463便が江戸川区内上空を飛んでおります。以上でございます。
伊藤:2万機以上がこの荒川上空を通過、区はどのように把握?
ということは500便(←1万5千便の間違い)以上が増えているっていうことになるかと思いますが、国交省の昨年度の飛行機の便数の風向きによる月次変化では、当初の説明会では夏は南風が多く冬は北風が8割ということでしたが、北風時の川崎コンビナート上空を通過するB滑走路出発のルートではどんなに多くてもひと月千機を超えたことはありません。
それに比べると荒川沿いを北上するC滑走路出発ルートは一番多い時では12月に3千機近くが飛行しています。2020年の3月29日に開始されて以来2万機以上がこの荒川上空を通過しています。このことは区はどのように把握しているのでしょうか。
課長:騒音測定器、毎日チェックをしております
区として清新町コミュニティ会館の上に騒音測定器、飛行機を監視する機械を置いておりますが、そこで飛行機の便数並びに騒音等、毎日チェックをしております。以上でございます。
伊藤:東京湾上を通過するルートに戻すことなどを国に求める?
はいわかりました。江戸川区の上空を通る飛行機の問題については、本区は1971年に東京地裁へ上空飛行停止を求める仮処分の申請を行ったことはご存知だと思いますが、この時の江戸川区の上空を通過した飛行機の数は1日191便、年間で2万機でした。
当時と比べて飛行機の性能は良くなっており、騒音ついても当時よりは改善されているのかもしれませんが、下に住んでいる住民の中には音に悩まされている方もいらっしゃるのは事実です。
新型コロナウイルスの影響があってさえこの数字ですので。
千葉県は国交省に申し入れをして上空を通過する飛行機数が減便されました。
江戸川区も50年前には区民のために上空飛行の停止を求めました。そこまでは言わなくても東京湾上を通過するルートに戻すことなどを国に求めることも考えられるかと思うんですが、お考えはないのでしょうか。
課長:現段階で国に戻すように要求するか考えはございません
現段階で国に戻すように要求するか考えはございません。以上でございます。
伊藤:落下物や部品落下、区はこの数をどのように把握?
残念に思います。経済優先の考え方、国や都の考え方を甘受する姿勢は正直残念です。
騒音については国交省や国が発表している騒音の数値は平均値なので、結局は基準以内に収まることになってしまいます。住んでいる場所によっては建物に反響してより大きく聞こえる場所もあります。
騒音に慣れるという方もいらっしゃいますが、そうでない方ももちろんいらっしゃいます。住居の条件で騒音の感じ方は違うことを認識していただきたいと思います。
あともう1点。住民の方々が不安に思っていることの一つに落下物や部品落下の問題がありますが、区はこの数をどのように把握してるのでしょうか。
課長:国のほうで定期的に会議、しっかりと確認をしております
国のほうで定期的に会議がございますが、その際に必ず落下物の状況という報告がございますので、そこでしっかりと確認をしております。以上でございます。
伊藤:住宅地の上空を通過するルートは見直すべき
国交省の発表した「2020年度羽田空港における部品欠落点検に特化した機体チェックについて」によりますと、チェックした機体数は888機。これは荒川上空を通過した飛行機数の数の4%です。部品欠落は61件。欠落の恐れのあったものが32件です。プラカードの一部やスクリューなどの欠落がありました。どこに落ちたかは不明です。新型コロナウイルスの影響により規模を縮小して実施しておりました。
私たちは常に申し上げておりますが、江戸川区の上空を通らなければ良いというものではありません。やはり都内の住宅地を低空飛行することへの危険性を避けるためにも、羽田空港の機能強化のための住宅地の上空を通過するルートは見直すべきだと意見を申し上げて終わります。
「2020年度の部品欠落報告について」P8より(PDF:1.1MB)
伊藤:(訂正)1万5千便と改めさせていただきます
先ほど、羽田空港新ルートについての質問の時に、新ルートが始まる前と始まってからの便数の差のところで数を間違ってしまいましたので、1万5千便と改めさせていただきます。よろしくお願いします。
大橋美枝子 議員(共産)
大橋美枝子議員(共産、区議3期、千葉大卒、72歳)
大橋:苦情が増えたことを区はどう捉えているか?
いま、伊藤委員から航空機問題について話がありましたので、私からも関連して質問します。一部重なるところもありますけれども、よろしくお願いいたします。
まず一番初めに、とにかく増えたということはご回答いただきましたけれども、苦情も色々と出てるというふうに認識しています。
私どもが資料でお願いした(資料を)見るとそれぞれ色々書いてあるわけですけれども、苦情が具体的に数が増えています。2019年が25件、2020年度が46件。その主な内容、またこの苦情が増えたことを区はどう捉えているか。以上2点お願いします。
環境推進課長
課長:荒川ルートができたことによって、苦情も増えたというふうに認識
苦情の主な内容でございますが、大きく3つでございます。「頻繁に飛んでいるのではないか」「コースを外れているのではないか」それと「うるさい」と。こういうものが主な内容となっております。
増えた状況としましては、今お話にも出ておりましたが、荒川ルートができたことによって、飛行便数が増えた、そのことによって苦情も増えたというふうに認識しております。以上でございます。
大橋:地域の方の要望を受け止めるべき
本当にその通りと私も改めて思います。
それで単純に私も計算したんですけれども、2019年度の機数、また2020年度新ルートも含めた機数を2019年度に比べると、単純計算で2.656倍に増えてるわけです。
それだけ区民がだから色々感じるわけですから、私も実は3月の予算特別委員会で、10月だけ比べたら8.1倍だと指摘させていただいたわけですけれども、今まで南風悪天候の時には冬は比較的静かだったわけです。当然南風が減りますから。
ところが、頂いた資料を改めて388ページで割り出してみると、11月は一昨年の2019年に比べて30倍になってます。12月は22.9倍。1月は14.6倍。2月はちょっと減って、でも、それでも8倍ですから、いかに増えているかが分かります。
このことを改めて私も質問にと思ったんですけども、質問しようと思ったら、昨日これ(チラシ)が全戸配布で入りました。ここに新飛行経路の事情について書いてあるわけですけれども、予定していた便数の約4割って説明があるんです。つまりコロナ減便によって実際に予定したよりも4割の実数だと指摘があるわけです。
それでもこれだけたくさん飛んでいるっていうのを改めて実感したわけですが。私もちょっと計算してみたら4割じゃなく、3月に全部予定通り通るということになると4047機にもなるんです。
つまり4割が1069ですから。
それで3月の南風悪天候2019年と比べると15.8倍にもなるわけです。やっぱりあまりにも通過してることが多いということをちょっと強調させて頂いてるわけですけれども、通過が多いということでやっぱり騒音とか落下物の問題が心配が増えるということをきちんと認識してほしいということを重ねて私からも強調させていただきたいと思います。
特に、清新町にお住まいの方からお手紙も頂きました。
「新ルートはなくして欲しいのが願いですが、せめて減便中で旧海上ルートでやりくりができるいま、すぐにでも止めてもらえないでしょうか。お金のかかることではありません。静かで穏やかな朝を返してと言いたいです」と。今朝も7時台から北風離陸便がかなり通過しました。7時8時台はかなり多いですね。「また通ったな」って私もいつも思うんですけども。本当に静かで穏やかな朝を返してほしいっていう。なんて言いましょうか、そういうふうに思ってる方はたくさんいるのではないかということを改めて指摘させていただきます。
それでそのこと関係して、確認っていうか、要望ですけれども、4割減便だったら新ルート必要ないので、減便の間だけでも新ルートは止めて元の海上ルートに戻すという、この地域の方の要望を受け止めるべきと考えるんですが、いかがでしょうか。
課長:ルートを元に戻してほしいというような要望をするつもりはございません
地域の皆さんの声は確かにお聞きはいたしますが、国に対してルートを元に戻してほしいというような要望をするつもりはございません。以上でございます。
大橋:20年3月28日の成田空港の全日空のパネル脱落事故
大変残念に思います。少なくとも区民の要望をきちんと受け止めるってことは、引き続きやって頂きたいんですが、その先に国への要望をきちんと伝えるということを改めて強調させていただきたいと思います。
また、次に落下物の心配のことについて一言。
この落下物の問題は予算特別委員会でも私も触れましたし、第2回定例会でも触れていることです。それで改めて資料を頂いた342ページを見ると、2020年3月28日の成田空港の全日空のパネル脱落事故が直近だという、主な落下物というふうに書いてありました。これはどんなふうに江戸川区には伝わったんでしょうか。そこを教えてください。
課長:翌月曜日3月30日の10時過ぎ、国から事故の報告がメールで
これまでも落下物など事故があった際は、国交省から速やかに報告が来ておりますが、この時も事故があったのは3月28日土曜日でございます。次の日が日曜日だったものですから、翌月曜日3月30日の10時過ぎの段階には国から事故の報告がメールで届いております。以上でございます。
大橋:技術的方策検討会、区はどんなふうに報告を受けてる?
メールというよりも、もっと経過をきちんと、私は電話とも含めて言って欲しいなーって改めて思いますけれど。もとにかく安全対策をってことになると、部品の欠落件数、頂いた資料でもずっと増えているわけです。
部品欠落ということですから、落下物とは違うというのは認識してます。明らかな落下物っていうのがいわゆる新ルートでまだ出てないというふうなお知らせも出てますけれども、やっぱり私は点検が大事だと。国際便も含めて専門家による整備点検の徹底、航空機本体の不具合が生じたときの飛行停止措置など、機敏な対応を引き続き求めてまいりたいと思います。
次に、国交省の羽田新経路の固定化回避に係る技術的方策検討会について伺います。
この間、4回行われたと資料でいただきました。また、今回のこの(チラシ)中にも検討会のことが書かれてるわけですけれども、検討会の内容について区はどんなふうに報告を受けてるんでしょうか。
課長:会議ごとに事前に連絡があり
固定化回避検討会につきましては、会議ごとに事前に連絡がありまして、その後ホームページにて資料が提供されております。
内容としましては、会議の名称の通り、現状の飛行ルートが固定されないためや、騒音軽減に向けての技術的方策を検討している会議だと認識をしております。以上でございます。
大橋:現在都心の着陸ルート、東側に移る可能性も担当者は否定しなかった
この技術的方策検討会の中身について、私どもの共産党の山添拓参議院議員が9月22日に国交省のレクチャーをするということで、私も参加してきました。
国交省の技術担当者が回答した内容ですけれども、これは第4回検討会なので、今年度にかかわるわけですが、江戸川区に関わることに関して、ちょっとご報告しながら確認したいのでお願いします。
今後数年かけて検証を行うというふうに述べています。検討会の結論が数年かけるということで、(区民への)説明会どうなんだというふうに聞きましたら、検討の結果が出てから説明会すると。そうすると説明会が数年間開かれないっていうことを区(国交省の?)の担当者が言ってるわけです。この事実関係に関しては。
それはあまりにもおかしいとその場でも要望してきましたけれども、もうひとつ驚いたことがあったんですが、その検討の中身ですけれども、現在都心の着陸ルートありますよね。そこがもっと東側に移る可能性も担当者は否定しなかったんです。
つまり、参加した人が「北区を通りますか」とか「板橋区通りますか」とか、そんな質問もされたわけですけれども、要するに技術化検討ということは、様々な可能性を探ると言いながら、今の都心の南風新ルートをどういじるかっていうことをやってるということで、そのいじる中身が東側に移るルートだということを触れたので私は驚いたわけです。
それで実際にそのどんなふうにこれから出てくるかについては全くわからないですし、検討中だからそれはそれで今回答できないってこと自体はもうそのまま私も帰ってきましたけれども、とにかく江戸川区の負担がこれ以上増えるということになれば本当に大変だと。
それから、いずれにしても、この人口密集地を通ることそのものに大きな矛盾があるわけですから、元の海上ルートに戻して欲しいって、さっき伊藤議員も触れていましたけれども、やっぱりこの人口密集地を通ることそのものを止めるということを、改めて私は区の方に言って欲しいっていうふうに思うんですけれども。その辺についてはいかがでしょうか。
課長:仮定の話に対して区が要請をできる立場ではない
現在、国が検討している内容で今お話によりますと、しかも、まだそれは可能性ということであれば、仮定の話に対して区が要請をするとかそのようなことができる立場ではないというふうに考えております。以上でございます。
大橋:(CO2削減)そういうことも含めて今後検討していく必要がある
確かにそういう側面もあるかもしれませんけど、でも、やっぱり情報も機敏にキャッチするように努力していただいて、とにかく検討会の方策というのが非常に私は心配だということをちょっと強調させていただきます。
少なくとも結論が出る前に、区民にこれ以上の負担をさせないということをきちんとどっかで意見を言って欲しいということを、まずそこは要望、意見として述べたいと思います。
それで実際にこの検討会は増便をするという方策は変わっていないので、着陸ルートを変える、あるいは離陸ルートを変えるという想定が全くないです。ただそこに行き着くまでのどこを通るかということについて検討するというそういう中身なんです。だから荒川沿いは全く検討の対象になってないというふうに私は改めて感じたわけです。
ですから技術的方策検討というのが率直に言って期待できるものではないということを改めての皆様にもお知らせし、本当にこういう状態でどんどん課題が出てきたら大変なことになるということを改めて強調させていただきたいというふうに思います。
それで温室効果ガスのことが先ほどちょっと触れられたんですけど、一言最後に。私も第2回定例会の時に一言触れたんですけども、航空機の、ようするにCO2の絡みはどうなのかっていう問題なんです。
それでこれも新しいチラシなのでちょっと触れるだけにしますけれども、この(チラシの)「トピックス」っていうところにそのことが触れてあるんです。新しい問題について。
だからこれは後で是非皆さんもお読みいただければと思うんですけれども、このトピックスの中にとにかく国内のCO2排出を減らして行きますみたいなこと書いてあるんですが、2030年までの段階では技術的にまだ不可能だという専門家の意見もあるんです。いくら減らすと言ってもこの理想の、なんて言うんでしょうか、技術を言ってるだけで、実現できる可能性は厳しいということも改めて指摘しつつ、ドイツやフランスでは2時間半以内ので電車で行けるところは航空機は使わない方向っていうのを打ち出したんです。
私もえーすごいと思ったんですけど、そういうことも含めて今後やっぱり検討していく必要があるということを改めて感じましたので、意見として述べさせていただきました。以上です。
滝沢泰子 議員(無所属)
滝沢泰子 議員(無所属(立憲民主党)、区議3期、早稲田政経卒、51歳)
滝沢:荒川沿いのさらに北部にも常時(騒音)測定の場所を増やして
航空機騒音測定。先ほどお話しにあった清新町コミュニティ会館にて、平成16年4月から常時監視体制で騒音測定しているわけですが、荒川ルートということが出てきているので、是非その荒川沿いのさらに北部にも常時測定の場所を増やしていくということを区として是非検討して欲しいと。
それらに要する費用は国に予算を求めていくというようなこともお願いをしたいということで要望をします。まず区内の騒音の実態や区民の状況が分かってこその改善提案やあるいはルート変更等の提案ということもできると思いますので、区民に寄り添った実態把握を区にお願いします。
雑感
羽田新ルート問題への区議の関心は低い
江戸川区議会の定例会本会議の一般質疑応答で羽田新ルート問題を積極的に取り上げているのは大橋美枝子議員(共産)だけ(次表)。
あとは、今回登壇した伊藤ひとみ議員(生活者ネット)が1年前の「20年第3回定例会」決算特別委員会でちょこっと要望(質問ではない)を述べた程度。
南風時に都心を通過して羽田に向かう着陸ルート(15時~19時)よりも、北風時に荒川沿いを北上する離陸ルート(7時~11時半・15時~19時)の運用時間のほうがはるかに長いにもかかわらず、羽田新ルート問題への区議会議員の関心はすこぶる低い。
区議の関心が低いからなのか、課長の答弁はとても雑
伊藤議員と大橋議員から海上ルートに戻すことを問われて、環境推進課長はそれぞれ次のように答弁。
- 現段階で国に戻すように要求するか考えはございません。以上でございます。
- 地域の皆さんの声は確かにお聞きはいたしますが、国に対してルートを元に戻してほしいというような要望をするつもりはございません。以上でございます。
「考えはございません」「つもりはございません」って、課長の思いを伝えてどうする。区として国に対して要求・要望しない理由をキチンと説明するのが筋であろう。
あと、「地域の皆さんの声は確かにお聞きはいたしますが」という言い方も、適切ではない。逆接の「が」を使うことで、課長の立ち位置が羽田新ルート容認スタンスであることを確定させてしまっているからだ。区長が羽田新ルート容認スタンスを表明するのであればまだしも、幹部職員は偏った立場を取ってはならない。
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